『どんな問題にも　解決策はある』

【フィラデルフィア】

■アメリカ/1993
■監督：ジョナサン・デミ
■脚本∶ロン・ナイスワーナー
■出演：トム・ハンクス、デンゼル・ワシントンほか

名作鑑賞でございます！！トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンという大スター2人の共演作品。主役のトム・ハンクスはこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。差別や偏見に挑む法廷ものです！


トム・ハンクス演じるアンドリューは、難しい案件を任されるエリート弁護士でした。彼はエイズに罹患しており、また、同性愛者でもありました。アンドリューは自分が所属している弁護士事務所にそれを隠していました。しかし、同僚の一人がアンドリューの額にあるアザから、エイズであることを見抜きます。事務所は、アンドリューの大事な案件の書類を隠したりなどしてミスを偽造し、いろんな理由をつけてアンドリューを解雇します。アンドリューはこれを不当解雇だとし、訴えようとしますがなかなか弁護士がみつかりません。やっと見つけたのがデンゼル・ワシントン演じるミラーという弁護士でした。

ミラーは弁護を引き受けつつも、自分にもエイズかうつるのではないか？自分も同性愛者だと思われるのではないか？などと、心に少なからず偏見がありました。しかも裁判で相手をするのは大手法律事務所の役員たち、法律のプロ集団です。裁判が進むにつれアンドリューの病状も悪化していきます。
しかし、命を削りながらも平等を勝ち取ろうとするアンドリューに連れて、ミラーも次第に偏見に対する見方が変わっていきます。裁判は混戦しますが、アンドリューたちには有利な判決が出ます。しかし、アンドリューの命はもう長くありませんでした。



数十年も前のアメリカが舞台です。多様性が叫ばれている今とは大分違いますよね。偏見や差別と戦ってきた人たちはたくさんいるけれど、残念ながらほとんどは負け戦だったんじゃないかと想像します。しかし、それでも立ち上がって戦ってきた人がいるからこそ、今があるんですよね。

裁判ものの映画は好きですが、こちらの作品は、あっ！と驚くような機転を効かせた弁論などはありません。そのため、他の作品と比べるとパフォーマンス性は少ないんですが、リアリティのある法廷シーンだったと思います！！

トム・ハンクスですが、冒頭はバリバリの弁護士ですが、次第に病状が悪化していくので、場面が切り替わる度に雰囲気が変わっていきます。演技もそれに合わせているのかな？と感じました。
また、相棒役のデンゼル・ワシントン！！場面の度に切り替わるトム・ハンクスとは異なり、こちらは安定していました！というか、どの作品でもデンゼル・ワシントン見るとなぜか安定感を感じます(^_^;)))私だけでしょうか、、、？

やっぱり名作はいいですね＼(^-^)／

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〈一言メモ〉

よく名作と言われるような作品で一番好きな作品はなんですか(^ー^)？よければ教えてください！