『人間は足だけで立つのではないのよ 気持ちでしっかり立つことが大事なの』
【ミュージック・オブ・ハート】
複数の動画配信のサブスクと契約してるのですが、なかなかこの作品を配信しているサイトがなくて困りましたね~(2023.5.4現在)かろうじでアマプラの有料にあったのですが、、、と言うわけで久々にGEOでレンタルしてきました。そうまでもして観たい作品だったのですが、その甲斐もあったとても素敵な作品でした!ストーリーも良かったのですが、メリル・ストリープの演技が良かったです(*^_^*)
メリル・ストリープ演じるロベルタの夫は海軍で働いています。しかし、この旦那が不倫して突然家を出ていってしまいます。ロベルタは無職でありながらも息子二人をシングルマザーとして育てることになります。彼女は昔の友人の紹介で、小学校でヴァイオリンを教える臨時職員の職を得ます。
しかしその小学校は治安の悪い地区の学校で、子供たちは貧しい家庭で生活しており、様々な問題を抱えていました。悪戦苦闘しながらも厳しく、必死にヴァイオリンの指導を続けるロベルタと子供達は徐々に心を通わせていきます。そして、学年末に学校でコンサートを開き大成功を収めます。ロベルタのヴァイオリンのクラスは人気の授業となります。
しかし、突然ロベルタの授業が市の予算カットの対象となり、ロベルタも解雇を言い渡されます。ロベルタはこのクラスを継続させるためにあらゆる音楽家や仲間たちに掛け合い、なんとあのカーネギーホールでプロの演奏家を交えて子供達とチャリティーコンサートを開くことになるのです。
この作品は実話に基づいています。しかもラストのカーネギーホールでのコンサートのシーンで演奏している演奏家はホンモノのプロの方なので驚きました。
見所はたくさんあるのですが、なんといってもやっぱりメリル・ストリープが素敵でしたね(>_<)ヴァイオリン教師としての喜びや苦労、子育ての幸せや大変さ、社会と闘う強さややりがい、いろんな喜怒哀楽の表情や女性らしい表情をすべてこの作品で表現している感じがしました!(^^)!
久々DVDで見た映画だったのですが、ボーナスメニューにロベルタ氏ご本人の来日インタビューの映像が特典として収録されてありました。
その中で彼女が日本のみなさんにあてたメッセージの一部を抜粋させて頂きます。映画の中でメリルストリープが演じた通り、ロベルタさんは情熱的な方だったんだということがよくわかります!
私からのメッセージは
人は芸術家だということね
どんな人でも
心の奥の大切な部分では
芸術家なのよ
私達はそれぞれの中に芸術家的な才能が
眠ってるんだと思う
心の奥は想像力に満ちているの
それを引き出してほしい
そして自分が正しいと
信じるものを大切にしてね
情熱を持って自分の信念と
向き合ってほしいの
簡単にあきらめてしまっては
いけないわ
ただ流れに身を任せるほうが
いいと考えて
自分の信念のために闘わない人も多い
でも闘わなければダメよ
目標よりも低いところで
妥協してはいけないわ
正しいと思う道があれば
とことんまで闘うことね
そうすれば現実になる
ミュージック・オブ・ハートのように音楽家をテーマにした作品ならこちらも↓↓↓↓↓↓↓
【セッション】
私のこの作品の感想は「なんかすごかった」です。小学生の感想みたいで申し訳ないです(;'∀')基本はミュージック・オブ・ハートのようなハートフルな作品が好きなんですが、たまにはこういった「なんかすごかった」系の作品を観ると刺激をもらえます(笑)ミュージック・オブ・ハートと比べると大分男臭い感じのする作品です。ここ10年くらいの作品の中で、好きな映画やおススメ映画として「セッション」の名前をよく目にします。
一流のジャズドラマーを目指して、超名門音楽学校に通うアンドリュー(演:マイルズ・テラー)。しかしそこで出会ったのはスパルタ教師のテレンス・フレッチャー(演:J・K・シモンズ)でした。アンドリューは彼のクラスに入ることになるのですが、半端なく厳しいクラスで、アンドリューは出血するほど練習に励みます。あまりの厳しさに狂ったように音楽に没頭していくのですが、、、
ラストに❝セッション❞のシーンがあるのですが、すごい迫力で、言うまでもなくこの作品の一番の見所でした。
またこの作品は数多くの映画の祭典で賞を受賞しており、アカデミー賞では3部門(助演男優賞、編集賞、録音賞)を受賞しています。いまでは人気監督となったデイミアン・チャゼル氏ですが、彼が世界的に有名になったきっかけとなったのがこの作品です。
映画好きなら一度は見ておきたい作品です(^^♪
<一言メモ>
久々円盤で映画を観たのですが、やっぱりボーナス特典映像が見れるのがいいですよね!超お気に入りの作品はやっぱり円盤が欲しいものです(*´▽`*)