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「イレネに救われる聖セバスティアヌス」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール【ルーヴル美術館の名品150選】58

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「イレネに救われる聖セバスティアヌス」、1649年頃、RF1979-53、1.67×1.31m、フランス絵画部門、シュリー翼

セバスティアヌスは迫害の時代の殉教聖人。
瀕死のところを
キリスト教徒の女性イレネが救う。
闇を照らす光は、神を暗示。
イレネの額が明るく照らされる。
信仰の光がイレネの内に輝きます。

◆殉教聖人セバスティアヌス◆

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