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#怪談牡丹燈籠 現代語訳

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三遊亭円朝の速記本『怪談牡丹燈籠』の口語文体を現代語訳しています。江戸の風に吹かれようではありませんか。
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#現代語訳

【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第14話(全22話)

三遊亭円朝の傑作『怪談牡丹灯籠』の現代語訳です。この作品によって、言文一致運動が展開され…

佐藤芽衣
2年前
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【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第13話(全22話)

三遊亭円朝の傑作『怪談牡丹灯籠』の現代語訳です。もともとこの作品によって、言文一致運動が…

佐藤芽衣
2年前
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【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第7話(全22話)

七 飯島家にては忠義の孝助が、お國と源次郎の悪だくみの一部始終を立ち聞きしてしまいました…

佐藤芽衣
2年前
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【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第6話(全22話)

六 萩原新三郎は、独りくよくよと、飯島のお嬢様のことばかり思いつめていました。そんな新三…

佐藤芽衣
2年前
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【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第5話(全22話)

五 話は替わります。飯島平左衞門は凛々しく、智慧に優れ、諸芸にたしなみ、とりわけ剣術は真…

佐藤芽衣
2年前
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【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第4話(全22話)

四 さて、萩原新三郎は山本志丈に連れられ、一緒に臥竜梅へ梅見に行き、その帰り際、かの飯島…

佐藤芽衣
2年前
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【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第3話(全22話)

三 さて、飯島様のお邸の方では、妾のお國が腹一杯のわがままを働くうちに、草履取りの孝助を抱え入れました。孝助は、年頃二十一、二にて、色白の綺麗な男ぶりです。三月二十二日、お非番の平左衞門様が庭先へ出て、あちらこちらを眺めているとき、この新参の孝助を見かけ、声をかけました。 「これこれ、手前は孝助と申すか」 「へい、殿様、御機嫌はいかがですか。わたくしは孝助と申す新参者でございます」 「おまえは、新参者でも蔭日向なく、よく働くといって、だいぶ評判がよく、みなの受けがよいぞ

【勝手に現代語訳】三遊亭円朝作『怪談牡丹灯籠』第1話(全22話)

一 寛宝三年(西暦1743年)の四月十一日、まだ東京を江戸と申しました頃、湯島天神の社にて聖徳…

佐藤芽衣
2年前
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勝手に現代語訳、はじめます!

いくつか企んでいることがある。もちろん、合法的なもので、物騒なものではない。 「企み」と…

佐藤芽衣
2年前
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