カラダをゆるめる〜

1か月ぶりの更新になってしまいました…
ゆるりとおつきあいください。

さて、ボイストレーニングでガラリと変わった私のアレコレ。最初の変化のキーワードは「ゆるめる」。

例えば…お仏壇に置いてある「おりん」。チーンって鳴らすお椀の形したアレをイメージしてみてください。
軽く叩くと「チィィィィィン〜〜〜」って、澄んだキレイな音が響いて、余韻も長〜く続きます。
じゃあ、その「おりん」を手のひらに乗せて、グッと握って、そのまま叩いたら？
「コッ」という感じの、こもった音が叩いた瞬間だけ鳴る。鳴るというより、とりあえず音が出た、くらい。周りの人には聞こえていないかも。

声もこれと同じです。肩コリとか、背中がバキバキとか、首がガチガチとか…こういうカラダは、おりんを握りしめているのと同じ。すごくザックリしたイメージだけれど、おりんが骨で、握っている手がコリコリでガチガチな筋肉。カラダがこの状態のまま、どんなに頑張って声を出しても、「コッ」です。

どんなにいい音のおりんも、グッと握りしめてたら台無し。でも、その握りしめている手さえゆるめれば、本来の美しい音が響く。
叩き方のテクニックとか、叩く棒の種類とかじゃなく、もともと美しい音を持っている。それを止めずに響かせてあげるだけ。

人も同じ。声だって、カラダをゆるめてあげたら、その人の魅力たっぷりの、本来の声が響くんです。

まずは寒さで縮こまったカラダをゆるめてみましょう。肩をグルグル回して、気持ちよ〜く伸びをして、首をゆ〜っくり回す。これだけでもガチガチ、バキバキが少し楽になって、声もちょっと出やすいはず。息もたっぷり吸えるようになるから、脳の血流も上がって効率アップ！仕事の合間やお風呂で、少しの時間でもゆるめてみてくださいね。

除夜の鐘くらいのスケールで、街中に「ゴォォォォンンンン」って響く声を目指して、忙しい年末も、まずはゆるめていきましょう！

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