ピノ

想いのまま、徒然と好きなものについて語ります。

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最近の記事

スキマフェス経由SUPER BEAVER -熱き哲学ロックバンドにはまる

あれから私は探索の日々だ。 ディスコグラフィ。 バイオグラフィ。 SNS。 彼の腕には何と書いてあるのか。 彼らはスタッフでなかったのか。 全然見た目の違う4人のパーソナリティ。 彼らがここまでどういう道を辿ってここまできたのか。  目にしたあの日から約一か月。 私はWikipediaに始まり、過去のインスタを見返し、最新アルバムを買い、本を買い、そしてファンクラブに入って、びば子を育て、ファンクラブ限定の配信を見るまでに至っている。相変わらずの求心力ではあるが、実は色々

    • JUJUが私の扉を蹴破った ースキマスイッチの「奏(かなで)」を歌うJUJUからのメッセージ

       JUJUがスキマスイッチの「奏(かなで)」をカバーする。  ある日、スキマスイッチの公式Twitterで知った。カバーすることの垣根が昔より低くなったのだろうか、とふと思う。それはアーティストの気持ちの変化なのかもしれないし、リリースする側のビジネスモデルの変化かもしれない。徳永英明がカバーアルバムを出してから徐々にカバー作品に対する見方が変わった思うけれど、どうだろう。  カバー作品はアーティスト側にしたら、自分が好き、または良いと思う作品を自分の声で届けたいという意

      • 私たちの中で刻まれ続けるビート ー三浦春馬の「Night Diver」がくれたプラスの方程式

         ずっと止まっていた腕時計。何気なくもう一回使おうと思い、太陽の光をあてて、針をぐるりと戻した。こうやって時間も戻らないものだろうか。不毛な考えが頭を巡る。  三浦春馬が旅立って、ひと月以上が過ぎた。  毎日流れてくる彼の素晴らしい作品を目の当たりにして、一体どれだけの人がその才能を惜しんだのだろう。一流のパフォーマンスを見せてくれたあの人をどれだけ想い、感動や希望を与えてくれたことに感謝をしただろう。色々想像すると、悲しくなって、得体の知れない虚無感におおわれる自分がいた

        • もう一度、ローラに会いたかったーキンキーブーツから見た三浦春馬の音楽力

           圧倒的な存在感。  役者である彼のことをここに記すのは良いのか正直迷った。けれど、彼にはミュージシャンと呼ばれる人たちに引けを取らない音楽力があった。  遡ること4年前、2016年7月、私は東京へ向かう新幹線の中にいた。三浦春馬がドラァグクイーンを演じる、そのきらびやかな世界を見てみようか、そんなふとした気持ちでチケットを取った。日々の空虚な生活から少し抜け出してみたい気持ちがあったと思う。その時はそんなシンプルな気持ちであったのに、その後、今まで経験したことのない高揚

        スキマフェス経由SUPER BEAVER -熱き哲学ロックバンドにはまる

        • JUJUが私の扉を蹴破った ースキマスイッチの「奏(かなで)」を歌うJUJUからのメッセージ

        • 私たちの中で刻まれ続けるビート ー三浦春馬の「Night Diver」がくれたプラスの方程式

        • もう一度、ローラに会いたかったーキンキーブーツから見た三浦春馬の音楽力

          キンキーブーツ再再演に思うこと

           やけに、ドキドキする。なんか胸がトクトクする。もう恋とかする歳でもないし、え、、まさかの更年期!!早すぎないか、、そうだとしたら泣くぞ。私。  これが、その発表の前日。今考えれば、いわゆる胸騒ぎだったのかもしれないし、春馬くんが、とりあえず落ち着いてね、って前もってお知らせしてくれたのかもしれない。(でも更年期も否定できないけど 泣)  「あ、また映画やるんだ!!観に行かなきゃだなー」って、私の最初の感想。1秒後に目に入ってきたのは「城田優」の文字で、その横にはLO

          キンキーブーツ再再演に思うこと

          エレファントカシマシー「悲しみの果て」

           WOWOWから流れてくる声に久しぶりに反応した。エレファントカシマシ宮本浩次。現在のところ、ソロ活動に熱心だ。耳を捉えた曲は「悲しみの果て」。家事の手を止めて、体育座りで聴き入った。  私とエレファントカシマシの出会いは、2009年の音楽フェス「音楽と髭達」だった。  当時はまだ、花火で有名な新潟県長岡市にある小高い丘「越後丘陵公園」で催されていた。  真夏の日差しに耐えられないような日だった。乾ききった体を潤すために丘から降りて、飲み物を買いに行った。てくてく

          エレファントカシマシー「悲しみの果て」

          三浦春馬―「森の学校」とミニシアター

           我が街にとても小さな映画館がある。  立地はデパートや地元新聞社などが建っていたり、遅れてやってきた流行の「いちご飴」の店もあるような中心部なのだが、その映画館は立体駐車場の一角にひっそりと佇んでいて、知っていなければここに映画館が存在しているなど誰も思わない。現にその映画館の前をたくさんの人が素通りし、急いで大きなバスセンターへと向かう光景が日常だ。  だけど、なぜかちょっと目を引く。黒の金属の梁に全面ガラス。無防備なそのガラス越しに中をのぞくと、天井まである本棚

          三浦春馬―「森の学校」とミニシアター

          三浦春馬ー春馬くんの日を前に

           最近の私はプラバンに夢中だ。プラスチックの板に好きな絵を描いて、熱して、キーホルダーなんかにする、あれだ。同僚にその存在を教えてもらってから色々作っているが、今はもっぱら春馬くんの顔を色鉛筆で描いている。  描いていて、「あー、かわいい!!本当に可愛い!!」「相変わらずかっこいいな!!」「なんでこんなに美しいのか?!」っていつも言葉が口から出てしまうのだけど、まぁ、とにかく素敵な人だからしょうがない。色鉛筆から、彼の心身ともに美しいその居住まいが伝わってくるようで、きれ

          三浦春馬ー春馬くんの日を前に

          三浦春馬ー「YOU」を考えてみた

           恥ずかしながらちゃんと「YOU」を聴いたのは、春馬くんがあちらの星へお出かけした後だった。「Fight for your heart」は聴いていたのだけど、カップリングまでは聴いていなかったのだ。特に注目しなかったと言っていい。たくさんの音楽を聴いてる私の、カップリングはとりあえず横に置くというルーティンが生み出す単なる怠慢だった。  初めて「YOU」のメロディを耳にしたのは、Weiboでの手洗い動画だったと思う。  ノリノリで手洗いをする春馬くんを目にして、「春馬

          三浦春馬ー「YOU」を考えてみた

          三浦春馬ーブレイブ群青戦記

           右を向いても左を向いてもコナン。今、映画館は、多くのスクリーンをコナンが占めている。ここまでくると圧巻だなぁ、と思いつつ、一人、「ブレイブ群青戦記」のボタンを押した。  気分が落ちている。まさかここに来て、ここまで落ちると思わなかった。  わが町でもようやく「キンキーブーツ」の映画が公開となり、先週、勢いに任せて、でもすごく楽しみで、ウッキウキで行ってきたのだ。観るまでは、あの時得た感動をもう一度リアルに呼び起こせると思っていた。  たしかに呼び起こせはした。し

          三浦春馬ーブレイブ群青戦記

          三浦春馬ー誕生日を前に

           明日は春馬くんの誕生日だ。4月5日。 毎年、何気なく4月5日を通り過ぎていたけれど、誕生日を通して、人の「生」をまざまざと感じるなんて、自分の生活を送る上で、想像を超える行為だ。  春馬くんの誕生日が近づくにつれて、「4月5日」が私の胸をちくりと刺す。    買った納豆と、ヨーグルトの賞味期限が4月5日だったら、あ、春馬くんの誕生日だ、と寂しさを感じる。気になるドラマをチェックして、4月5日が放送開始だったりすると、ああ、春馬くんはそこにいないのに、芸能界は進んで

          三浦春馬ー誕生日を前に

          星屑鉄道に乗って

           「その列車は本当にあるらしい」。そんな噂を耳にした。その名も「星屑鉄道」。そうか、宮沢賢治の「銀河鉄道」を社名にすると著作権の問題があるからな、と思った。でも「屑」なんて、どうせならもうちょっといい漢字をチョイスできなかったのかな、とも思う。何とも現実的な自分に少し飽き飽きする。  友人によると星屑鉄道は、この星を先に旅立った人がいる、次なる銀河、星、まで連れて行ってくれるらしい。だけどご利用は生涯に3回まで。しかもその列車に乗せてもらえるかは運転士さんへのプレゼンで判断

          星屑鉄道に乗って

          「天外者」ー日本アカデミー賞から考えたこと

           先週、日本アカデミー賞のノミネート作品、俳優が発表された。多分、「天外者」はノミネートされないだろうな、でももしかしたらノミネートされるかも、という1%の期待を持っていたけれど、案の定、ノミネートはされなかった。主演不在だとダメなのか、とどこまでもステレオタイプの賞レースに落胆しつつ、心の隅では色々事情ってのがあるのかな、と思った。  しかしながら思い返してみても、過去にこれだけの反響があった映画があっただろうか。自分には映画においてこれほどの反響を感じた経験はない。そ

          「天外者」ー日本アカデミー賞から考えたこと

          三浦春馬ー「もし」の世界

           最近、こちらの地域はとても寒くて、晴れ間などなくて、どんよりな日が多くて、そういう時はとても寂しくなるから、よく不毛なことを考える。「もし春馬くんが、、だったら」という妄想。「もし」なんてこの世になくて、「もし」が叶えられるとしたら、まずはこちらの星にもう一度戻って欲しいということが1番のことなのだけど、それはどうにも叶えられそうにないから、その現実を打ち消すためにも、ひたすらに「もし」を想像したりする。自分の中で想像することだけならば、それは春馬くんに許してもらえるような

          三浦春馬ー「もし」の世界

          紅白歌合戦2020-JUJU待ちの私と約束のヒール

           一つ一つの音楽が胸に迫る。こんなことって今まであっただろうか。こんな年だったからなのか。自分の心が色々な思いをキャッチするようになったからか。昨年より、自分に少しは想像力が備わったからだろうか…。  昨年末の紅白歌合戦。コロナ禍で史上初の無観客で行われた。年末の風物詩も、抜本的にスタイルを変え、何とか開催にたどり着けていたような気がする。どういう風になるのか、と思いながら観ていたが、極力人と人の接触を避けたせいか、歌を聴かせることに主眼が置かれており、一つ一つを堪能出来

          紅白歌合戦2020-JUJU待ちの私と約束のヒール

          2020年 振り返るのは一度のみ、あとは前に進むのみ

           年末になったので、もうひとつ、記事を書きます。  今年は色々なことがあった。いや、ありすぎた。神様、願いが叶うならどうか2020年、飛ばしてほしい。  思い返せば、1月、2月はまだ生活にも気持ちにも余裕があった。1月にはエレカシの新春コンサートに行っていたし、地元のスキマスイッチのコンサートにも行った。下旬にはおっさんずラブコンサートにも行って、スキマスイッチのサプライズ登場に歓喜していたし、あ、後でシンシアのコンサートに春馬くんが出演すると知って、2週立て続けに東

          2020年 振り返るのは一度のみ、あとは前に進むのみ