日本の更年期症状経験者は491万人とも言われているにもかかわらず、更年期に関する解決策について、日本はまだまだ多いとは言えない。
しかし、最近はメディアでも更年期に関する情報発信が活発になってきており、コロナ禍における男性更年期も話題となっている。
そこで、更年期ビジネスに役立ちそうな直近1ヶ月程度のニュースをまとめたので、参考にしてほしい。
①メノテックの認知度10%
②更年期が睡眠とリカバリーに与える影響
③男性更年期障害の予備軍をチェックできる「L世代診断」特設サイト
④米Meterna Medeicalが$22Mの資金調達
女性の骨盤底筋回復ソリューションを提供している米Meterna Medeicalが、$22Mの資金調達。
15年の歴史を持つ産婦人科のスタートアップだが、妊娠中や産後は、骨盤底筋の緩みにより、失禁などが起きることがある。
更年期世代でも、GSMによる尿漏れや頻尿に悩んでいる方も多いと言われており、日本でも骨盤底筋ソリューションが増えてきていると感じる。
⑤40代・50代女性の半数が「更年期ロス」を経験
⑥Lisa Healthが$2.5Mの資金調達
fitbitなどウェアラブルデバイスとAIで症状をトラッキングし、そこから適切な情報提供するアプリを提供。MayoClinicとも提携している。
更年期症状は、「症状のデパート」とも言われるほど多種多様な症状が出るため、ウェアラブルデバイスと組み合わせてトラッキング→情報提供のモデルは、海外でも増えてきている。
日本でも過去にルナルナが「ルナルナ エイジング」という更年期アプリを提供していたが、サービスを終了してしまったため、どこまで日本で更年期アプリが受け入れられるのか注目していきたい。
⑦更年期の行動実態調査
⑧更年期症状、女性の6割が「仕事で不利」
⑨更年期障害も生理も 休みやすい職場どう作る?
⑩「更年期」にどう向き合い、どう選択するか
【まとめ】「更年期」の言葉のスティグマをどうなくしていくか
直近1ヶ月程度の更年期関連の調査やプレスリリースをまとめて感じたのは、日本における「更年期」のスティグマをどう解決していくかがポイントということ。
「更年期」に変わる新たなマーケティングイノベーションを、日本でも起こしていけるとよいと感じるが、それには時間もかかりそうなので、まずは身近な人にどうすれば更年期について理解してもらえるのか考えていきたい。
【イベント】更年期関連のプロダクトも豊富「Femtech Fes!2022」
今年も10月14日~16日まで、六本木で「Femtech Fes!2022」が開催。昨年の状況については、以下のnoteにまとめているので参考にしてください。