【絶対に諦めない】酷いニキビに10年間悩んでいた私がたったの半年で完治させた3つの方法
今回はタイトルの通り、ニキビ肌を克服させた方法についての記事です。最初に言っておきますが、ちまたにあるような美容フリーク的な内容は一切ありません。
思春期ニキビや大人ニキビに悩んでいる方、私の記事に付き合ってくださるもの好きな方はお読みください。
「肌キレイ!何使ってるの?」最近よく聞かれる言葉です。
でも最初から今のような状況だったわけではありません。私は高校生の頃から25歳頃までの約10年間、毎日ニキビに悩まされていました。
冗談ではなく、1個ニキビが治ると10個できる。次から次へと新しいニキビができ、生理前も後も肌の状態は悪いまま。顔中が赤黒くなり、顔面フジツボ状態といってもいいほどでした(笑)。
友人がたった1個のニキビで「ニキビできちゃったあ、最悪!!」と騒いでいた時は「てめえ誰に向かって言ってんだ、喧嘩売ってんのか、ふざけんなよ」と悪態をつきそうになる始末でした。今でも思い出すとムカつきます(笑)。酷いニキビのつらさ・絶望感は、経験した人でしかわからないですから。
自分の顔が嫌で嫌でたまらない。当時は、枕元に鏡を置くほど執着していて、毎朝起きるとすぐ鏡を見ていました。
実際に体験した方ならわかると思うのですが、鏡を見なければいいのに、気になって見てしまう。見れば見るほど顔に触ってしまう悪循環に陥りました。
「ニキビは食べ物が影響する」という知られきった事実を無知のまま解釈し、野菜しか食べなかったり、本来大好きだったチョコレートやお菓子を完全に避けたりするなど、さまざまな試みを続けました。都内まで出向いて化粧品を買いあさり、皮膚科にもいくつも通いましたが、一向に改善せず。
あきらめられなくて自分に合うものを探し続け、毎月1万円から3万円の美容費をかけていました。それでも、ニキビは治りませんでした。
しかし、ある方法を試したところ、たった半年でほぼ完治。今では「綺麗な肌だね」と言われるまで回復しました。
なぜ私がニキビを克服できたのか?
それは、化粧品に頼ることをやめ、読書をすることで専門家の知識を徹底的に学んだからです。肌に関連する書籍は、30冊くらいは読んだかと思います。皮膚科医、美容皮膚科医、エステティシャン、美容家、メイクアップアーティストなど、肌に触れるプロたちの書籍をとにかく読み漁りました。
もちろん、著者によって方法や使うツールはバラバラ。反対のことを論じた内容もいくつもあり、混乱しました。しかし、どのプロもかならず共通して言うことがありました。それが「肌を傷めつけない」「栄養をしっかりとる」こと。
徹底的に守った3つのことルール
読み漁った書籍をもとに私が実践したのは、次の3つの方法です。
クレンジングをやめる: クレンジング剤は肌の水分や油分を必要以上に奪ってしまうため、肌への負担が大きいです。ポイントメイクのみクレンジング剤を使います。コットンか綿棒にたっぷりふくませて、優しく落とします。洗顔は純石鹸(原材料の欄が「カリ石鹸素地」もしくは「石けん素地100%」だけの固形石鹼)のみ、保湿は白色ワセリン・アトピコオイル・ホホバオイルなどのどれか一つ。起床時はぬるま湯で洗顔するだけでも十分です。
美容費を食費にまわす: 化粧品にかけるお金を、栄養価の高い食事に投資しました。体の中から肌を作り上げるためには、本当の意味でのバランスの取れた食事が大切です。カロリーではなく、5大栄養素が充実するような食事を自分で考えました。自分が思っている以上に栄養が必要です。タンパク質をとるためプロテインや腸内環境をととのえるサプリメントなど、自然治癒力を助けるための栄養素のためにお金をかけました。
肌を触らない: 肌は非常に薄くデリケートです。ゴシゴシ洗顔したり、コットンで何度も拭き取ったりすることは、肌への大きな負担になります。保湿の時は、まず両手を合わせてあたため、ワセリンなどの保湿剤を手のひらになじませます。じんわりあたたまったら、顔に優しくハンドプレスするだけです。肌同士なので、もっとも摩擦を防げます。
早い話が「肌断食」に近いかもしれません。しかし最低限の洗顔や保湿はやっています。
なぜこれらの方法が効果的だったのか?
実に単純なケア方法なので、きっと今までたくさん美容に手を込んできた方には到底受け入れるものではないかもしれません。それでも一度試してみてほしい理由があります。それは、本当に美肌になりたいなら肌の根本的な改善を目指すべきだからです。顔だけでなく、身体すべてを包括的な視点で見つめ、美肌のための健康づくりを構築していきます。
化粧品は一時的な効果しか期待できません。そもそも、健康な肌でないとどんな高い化粧品を塗りたくっても無意味です。受け皿が崩壊している限り、むしろ傷めつけることになってしまいます。肌の土台となる部分をしっかり整えることで、自然治癒力を育ててあげる。時間はかかりますが、着実に自然と美しい肌へと導かれるのです。
この記事を真剣に読んでいる方は、今までたくさんの時間や労力をかけてきたことでしょう。私もそうでした。「どうせ治らない」と思いながら、ありとあらゆる化粧品に手を出し、失敗してきたのではないですか。
では、どうせ失敗するなら。せめてお金で損しない方法を試してみませんか。ワセリンと純石鹼、どちらも200~300円あれば買えますし、1~2か月は余裕でもちます。ラーニングコスト1月あたり150~300円ですよ。やってみない手はありません。
実録:半年間の肌断食フロー
純石鹸と白色ワセリンだけの生活にした半年間、私の肌の状態はこんな感じでした。2月の真冬で乾燥が気になる時期に開始しています。メイクはシミが気になるところだけミネラルファンデーションを塗り、あとはポイントメイクのみです。今では肝心のUV対策も、日焼け止めクリームが荒れるので使えませんでした。サングラス+帽子で対策するのみです。
1か月目:ボロボロのニキビ肌
最初の1週間:顔面赤黒フジツボ
2週間目:赤味はひくも、まだボコボコしている
3週間目:口周りを中心に、皮膚の表面がボロボロむけはじめる。痛みはなし、乾燥が気になる箇所はワセリンを重ねる。悪化したのかと思うほど皮めくれがひどくなるが、ここで絶対にあきらめてはいけない。
4週目:絶対に続ける。絶対にあきらめてはいけない。
2か月目:ニキビの生成スピードが若干落ちる
2か月目にして、ようやくニキビができる個数が減ってくる。未だに全体的にできるし治りは遅いが、若干できるスピードが落ちてくる。頬がつっぱり、乾燥が気になる。口周りのボロボロはなくなる。毛穴が縦にのびている。
3~4か月目:ニキビが消えるスピードが早くなりはじめる
頬のニキビが少なくなる。口周りのニキビは、ほとんど消える。跡が残っても、ファンデーションで隠れるようになる。化粧してもボコボコが気にならなくなる。乾燥していた頬の箇所が「ふわふわ」になりはじめる。毛穴が「〇」になりはじめる。生理前のこめかみニキビが依然としてひどい。
5~6か月目:ほぼ完治。ニキビができても痛くない。すぐ治る。キレイに治るようになった。
頬のニキビが激減する。ジュクジュクして痛みを伴うほど大きなニキビはできなくなった。乾燥もほとんどない。ニキビの痛みが減ったので、日焼け止めクリームを塗れるようになった。ファンデーションは気になる箇所だけにして、ツヤ感で肌を魅せる。
ニキビを克服したあとの化粧品との付き合い方
時間もお金もかからなくなった
ニキビを克服したら、美容に費やす時間とお金が少なすぎて驚愕しました。
スキンケアは、基本的にニキビを克服した時と変わっていません。基礎化粧品は、アリーの日焼け止めクリームとホホバオイル、ワセリン、純石鹼です。化粧水も美容液も、顔シートパックも一切使いません。もらったらたまに遊び心で使うか、という程度です。家族にあげることもありますし、美容効果は期待しません。
基礎化粧品代は、年間5000~6000円程度で済んでいます。一番お金使うのは日焼け止めクリームです。毎年2月ぐらいになると、ドラッグストアに新作が並ぶので3種類くらい購入しています。近年はドラッグストアの化粧品も、ずいぶんと質がよくなりました。日焼け止めクリームは量が肝心ですから、使い勝手のいいものをしこたま吟味して、使い続けています。あとはワセリンとか無印良品のホホバオイルを買うくらい。月換算すると500円もかからないので、ストレスも感じません。
時間もスーパー短くなりました。風呂あがりのスキンケアも5秒で終わります。メディアに出てくるような、寝る前の美容タイムも私には存在しません。そんな時間があったら1秒でも早く寝た方がいいと考えるタイプです。リラックスが重要なので、入浴・ストレッチ・ハーブティーに費やしています。副交感神経を優位にさせ入眠しやすくなり、結果的に睡眠の質があがります。中長期的にはホルモンバランスがととのうので、美肌につながると考えています。
メイクアップの化粧品はぜいたくに
ニキビ肌時代に比べると美容費がものすごく浮いたので、ポイントメイクにはデパコスブランドを惜しげもなく使っています。アイブロウやリップは、顔の印象を左右するので、プロに選んでもらいます。
自己満足できるものを選ぶと自分のご機嫌とりにもなるので、対面販売でじっくり買うのがおすすめです。美容に労力をかけなくなったとはいえ、トレンドや化粧品の品質を追うために、年に1~2度は百貨店に足を運ぶようにしています。
まとめ:もっとも大切なのは、自分自身を信じることだった
私は10年悩み重症だったニキビを、半年かけて地道に治しました。最初は3日ももたなそうで諦めかけましたが「いや、もう少し我慢してみよう」「絶対大丈夫、うまくいく」と念じ、自分を信じて肌を育てることに専念しました。
鏡の前に立てば時間を忘れて観察していたほどだった執着心も徐々に解けていくのがわかりました。それでも、人に会うのは怖かったです。対策として、皮むけがひどい時は会う人みんなに「肌の治療中なので見苦しいかもしれません。すみません」とはじめから宣言してました。
人と会う時は「肌汚いと思われたらどうしよう」といった思いしかなかったので、自分の思考回路を遮断する行動に切り替えたのです。そうすることでストレスも徐々に減り、ニキビ完治につながったのだと思います。あとはよく笑うことを心掛けていました。表情が豊かにすれば、人の視線を皮膚ではなく表情に向かうと思ったからです(笑)
実際、よく笑うとおたがいに心が穏やかになるので、ニキビのもとになるストレスもやわらぎます。
でも正直、ひどいニキビを治すには時間がかかります。メンタルももたないかもしれません。それでも、諦めないでください。できるには必ず原因があり、治せる方法があるのです。焦らず、ゆっくりと自分のペースで、自分を信じて肌を育ててあげましょう。
メンタルがもたなくなったら、まずは寝てください。ホルモンバランスをととのえて、気力の回復を促しましょう。
今回は私が悩まされたニキビを題材にしましたが、その他の肌荒れにも応用が可能です。そしてなにより、自分が手探りで得た知識は、一生の武器になってくれます。
本記事が、少しでもあなたの役に立てたらうれしいです。
参考にした書籍一覧
私が読んできた書籍の一部を紹介します。すべての情報をそのまま参考にしたわけではなく、自分にとってやりやすい方法や各人が共通して書いていることを抽出して取り入れました。太字の書籍は、私のスキンケアの土台を作ってくれた作品です。
①宇津木式スキンケア事典 化粧品をやめると、肌はよみがえる(著:宇津木 龍一)
②「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法 (著:宇津木 龍一)
③きれいな肌をつくるなら「赤いお肉」を食べなさい(著:柴 亜伊子)
④たったこれだけ!美肌になれるキレイの法則(著:田中玲子)
⑤肌断食 スキンケア、やめました(著:平野 卿子)
⑥佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方 ―今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50(著:佐伯 チズ)
⑦すっぴんクオリティを上げる さわらない美容(著:上原 恵理)
⑧美容中毒(著:小田切ヒロ)