私たち結婚してからずっと何も伝えてこなかったのかもしれないねと旦那に伝えた話
旦那と話し合った。
結果的に思いもよらない言葉を言い出したから驚いたけど、旦那なりに考えていたんだなと思う。
昨年の秋頃から息子に変化があり、私たち家族の在り方も変わってきた。
一言で言うと、よく話すようになった。
テレビを消し、スマホを置いて、昔のこと…今のこと…自分の気持ちの変化みたいな事も話す。
誰かの迷いや意見に対して、自分の価値観を伝える。
それを聞いていたもう一人が自分の見解を話す。
思春期息子の発想や価値観は、“御主なかなかやりおるな…” といった感じ。
私の17歳の時より確実に人間レベルが上だ。
そういう家族の時間と平行して、私は自分と向き合う時間がさらに増えていた。
明らかに我が家が変わろうとしている。
我が家の何が、だろうか…
ちょっと大袈裟に言うと生き方かもしれない。
私たち夫婦でいうと、親としての在り方という立場もある。
昨年の秋から、私はノート7~8冊に思いを書きまくりながら、自分の心を整理してきた。
きのう息子が自分の部屋に行ったあと、旦那と二人になった時に勇気を出して切り出してみた。
『私たち結婚してからずっと、話していたようで実は何も伝えてこなかったのかもしれないね。』
旦那は無言だった。
私たちはよく話す。
お笑いが好きだしドラゴンボールも好き、同世代なので共通点もたくさんある。
くだらない話題で盛り上がるのは楽しかった。
でもお互いに気持ちを伝えてはいなかったんだなと、最近よく話すようになって逆に気付いたのだ。
私は旦那に対して不満があったし、旦那の親に対しても許せない気持ちがあった。
結婚して子育てをしてきた中で抱え込んでしまった不満や不服。
その事はノートにも書いている。
でも昨日の私は文句を言うのは嫌だった。
もう手放したいのだ。
これまで過去とはたくさん向き合ってきたから、これからは未来に進みたい。
『私は伝える努力を怠ったんだと思う。決めつけて諦めて抱え込んでしまった…それが良くなかった。私はもう自分の中に気持ちを納める事はしないよ。』
そう伝えた。
ある意味、宣言のような気持ちだった。
ちょっとぐらい旦那に対しての要望を伝えようとも思ったけど、旦那は旦那だ。
自分で向き合う事だと思った。
だから私は自分の宣言をした。
旦那は無言のまま。
私はいつもの旦那だな…と思いつつ、でも私の気持ちを伝えられたから気持ちは晴れていた。
すると旦那が
『オレが話を聞いてやれなかったのがいけなかったと思う。』
そう言った。
『息子が生まれた時に仕事が忙しいからと聞かない態度だったから、そっちは言いたくても言えずに気持ちを納めてしまったんだと思う。』
と、謝ってきた。
\ホヘェェェ~/
何を言い出すかと思えば、びっくらこいたよ、あたしゃ。
でも嬉しかった。
私は旦那を責めたいわけではなかったから、謝らなくてもいいと言った。
コミュニケーションってお互いにその両端を持っているわけだから、旦那だけが悪かったって事はないのだ。
いやまあ、その考えにたどり着くまでに私はかなりの年月を要したけども。(未熟オバハンで、すいやせん…)
旦那は
『これからは気持ちを納めなくていい。話してほしい。もしオレが聞かない態度だったら 聞かない態度になってるよと教えてほしい。』
と、自分が思う改善策を言っていた。
私はまだ過去の全てを手放せたわけではない。
でもこれからを考えていきたい、これも本音なのだ。
旦那もきっとこれからを考えたからこそ出てきた言葉かなと思う。
自分と向き合うとは素晴らしいな。
何を大切にし相手に何を伝えたいのか整理できる。
感情をぶつけたくなる日もなくはないけど、相手がどうとかよりも私が私に正直でいたい気持ちの方が強くなってきた。
それに感情はもう私が自分で聞いてあげられる。
だから、宣言。
でもそれを聞いてほしい相手は、やっぱり家族だ。
それではまた。
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