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15歳の蝶結び…子ども達の可能性は大人には計り知れない!

こんにちは、やつ子です。


蝶結び、

皆さんは
いつできるようになりましたか?


小さい時に練習して、

多くの人は小学校低学年とかには
出来るようになっているかもしれませんね。


息子は発達性協調運動障害という特性があり
手先がとにかく不器用で
蝶結びやボタンも苦戦していました。



息子が幼稚園の頃、

当時の私は
“できない事はできるようになる事が幸せ”
だと信じていたので

そんな不器用な息子には
とにかく色んな事を練習させていました。



小学校に入った時に困らないように…

蝶結びが出来ないせいで
次の行動が遅れないように…

友達からバカにされないように…


蝶結びに限らず
息子の苦手は克服させたかったので
基本的にこの考え方で子育てしていました。


息子の生きづらさ、不登校の理由は
学校でのいじめや先生への不信感だけでなく
このような私の育て方にもあります。


あ、違う違う…
今日はそういう話ではありませんでした。


蝶結びの話です。



今は15歳
通信制高校に通っている息子ですが
不登校になったのは小6の夏休み明けでした。


この頃は蝶結びが出来るようになっていた…
かというと、うーん、

変な結び方でした。
はっきり言って出来ていなかった。


不登校になってからは
私はそれまでの育て方を改めていたので、

苦手な事を練習させる…
なんて事はしませんでした。


中学3年間も
ずっと家に引きこもっていたので
蝶結びをする機会もほとんどなく、

15歳になった今も
小6の頃の “変な結び方” のまま…
のはずでした。


が、今日、
息子が蝶結びをしたんです。


結論を言うと
めちゃめちゃ美しい蝶結びが出来ていました。



何を蝶結びしたのかというと
新しく買ったジャージの
ウエストを締めるためのヒモ。


身長が伸びたのでサイズは L になるのですが
細いのでウエストがブカブカなんです。


ゴムじゃなくてヒモで縛るタイプ。


履いたままズリ落ちるのを止めながら
ヒモを結ぶ…

不器用で変な結び方になる息子には
難しいパターンの蝶結びでした。


私は、

「ああ…また変な結び方になるんだろうなぁ~
 まあいいか…いいのかなぁ~
 でもまあしょうがないかぁ~」等と

心の中でアレコレ思いながら
横目で見守っていました。


すると
両方の手首でズリ落ちるのを押さえ
指だけで器用に蝶結びをしたんです。


もう、あたしゃびっくり!

思わず「何でーーー!?」と叫んでいました。



「こっそり蝶結びの練習してたの?」と聞いたら


「するかぁ、そんなもん!」との返事。



何か、泣けてきます。
色んな意味で。


無理に練習なんかさせなくても
出来るようになるじゃねーか…


つらい思いをさせて
“出来ない” を植えつけて
ごめんね…


きれいに蝶結び出来るようになって
良かったね…



母ちゃんの感動をスンッとスルーして
息子は自分の部屋に上がっていきました。

すました顔をしてました。



「うちの子は幼稚園の時には
 もう蝶結びなんて出来てたよ!」

っていう人からすると
「15歳なんて遅っ!」と思うかもしれません。



「しかもそんな事で喜ぶなんてレベル低っ!」
とかも思うかな。


フフ…何だか発想がひねくれてますかねぇ。


これまでは周りに
そういう子どもやママ友しかいなかったので
こんなリアクションしか思い浮かばない(笑)


色んな価値観があって良し。


私は早い遅いに優劣はないと思っています。
その事に気付けた自分が嬉しい。


息子が不登校にならなかったら
私は今も違う価値観で生きていたと思います。

本当にありがとう。



蝶結びがきれいに出来るようになって
嬉しいなぁ。

スンッとしながらも息子も嬉しいだろうなぁ。


直接的な練習を無理やりさせなくても、

違う経験の
(息子の場合は料理や洗濯やゲームも)
1つ1つの点が何かのタイミングで繋がる事で、

苦手だった事も出来るようになるという
発見になりました。


いや息子の可能性がエグイて!


それではまた(^-^)/





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めげないやつ子
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