【うつ状態になって見えたこと】“面倒くさい”の本当の意味
こんにちは、めげないやつ子です。
うつ状態を経験して、気付いた事がたくさんあった。今回のテーマである “面倒くさい事” についても その一つだ。
面倒くさい事の意味
面倒くさいなぁ…
私はそう思う事が本当に多かった。
これまで、自分と向き合うようになるまで、それが意味する大事なことが何かを わかっていなかったっていうのもある。
だからこそ面倒と感じる事がやたらと起きていたのだとも思う。
面倒なこと、
私にとっては家事がその一つだ。
結婚してからは特に家事が嫌になった。
何で私がこんな事をしなきゃいけないのだろう。それよりも私のやりたい事がしたいのに。
途中でやめなければいけない。
私の邪魔をするもの。
そんな風に思っていた。
でも違った。
面倒くさい事をやると自分を好きになる。
そして面倒くさい事こそ、生きているという事なのだ。
さらに、今は この事がわかりやすい時代でもある。スマホというものがあるからだ。
スマホの中の世界。
ネットの世界。
みんなその中にいる。
入り込んでいる。
そこから出られないでいる。
ネットの中から現実の世界に戻してくれるのが、まさに面倒くさい事なのだ。
ネットが悪いわけじゃない
私たちは現実の世界を生きないと、人生が空虚になってしまう。心がスカスカになるのだ。
そのスカスカを埋めたくて、他人と比較する人もいれば評価を気にする人もいるだろう。
ネットの中にいる事が空虚さに繋がる事なのに、さらにネットの中にあるもので心の穴を埋めようとしている人も多いと思う。
いや、ネットの中が悪いという事ではないし、そこで出会った人達に救われる事もある。
今やネットも現実の世界だ。
私の言う空虚というのは、インプットしかしてない事を指している。
もしかしたら、インプットとも言えない作業になっている状態の人もいるだろう。一言で言うと惰性だ。
時間が溶けていく、、あの感覚は、きっと誰もが経験し見て見ぬふりをしていると思う。
でも実はそれも決して悪くはない。
自分の心を守るために、それが大切な役割を果たす時もある。
だから、そのためにも現実世界の面倒くさい事は止めない方がいいと思う。些細な事で構わないからやった方がいい。
それは豊かさに繋がる
私の思う面倒くさい事は、体を使った何か、又はアウトプットだ。
体を使う事はそのままの意味。
運動や趣味、家事。
読書も“めくる”という動きがあるので体を使う。もちろん漫画もいいね。
アウトプットは文章を書くという事だけではない。
会話する、歌を歌う、絵を描く、写真を撮る、感想を語る等々、自分の中にある思いを何かで伝える事すべてを私はアウトプットと呼んでいる。
もしどうしても面倒くさい事をやりたくない…出来ない…という事なら、
シンプルに疲れているのだと思う。
心と体は繋がっている。今回うつ状態になって、私はその感覚を体験できた。
心が疲れている時は面倒くさい事なんて出来ないのだ。それはもれなく体も疲れているって事なのだ。
そんな時は休む他ない。
あなたがうつ状態ならひたすら寝る事をおすすめするが、もし普通に健康なら、
30分でいいから昼寝をする。
15分だけ横になる。
5分だけスマホを置いて目を閉じ現実世界の音に耳を澄ます。
それだけでかなり違う。
という事で、今回は【うつ状態になって見えたこと】“面倒くさい” の本当の意味について書いてきた。
面倒くさいと思った時は、『惰性で過ごしていた状態から現実世界に戻れる時』なのだと思う。
それは同時に心の豊かさや生きている喜びを感じられる事でもある。
些細な事ほど、その力も大きい。
うつ状態の3ヵ月間は、私にそれを教えてくれた時間でもあった。
それではまた。
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