「光る君へ」第33回がざっくりわかる!ネタバレ雑感メモ
内裏の中宮彰子の元に上がって、藤式部(とうしきぶ)と女房名を付けられるまひろ(後の紫式部)。メインの仕事は源氏物語の続きを書くことで、諸々の仕事は免除。
公任と中宮大夫斉信がまひろの局(部屋)にやってきたと思ったら、「彰子のところの女房たちは世間知らずで鈍くて使えない」と愚痴を垂れる。「私のような『地味でつまらぬ女』は自分の才を頼みとするしかございません」と、昔々公任に言われた言葉を使って一矢報いるまひろであった。
昼は人々が立ち働き、夜は夜で周りの気配で眠れず落ち着かない。まひろは内裏では集中できず物語を書き進められないと、早々に宿下がりを願い出る。激高したり頭を下げたりで懇願する道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。強い。
中宮彰子に宿下がりのご挨拶にうかがったまひろは、大人しすぎてキャラがよくわからなかった彰子の意外な面を目の当たりにし、心惹かれる。
涙の別れからたったの八日で家に戻ってきたまひろに、弟惟規もいとさんたちもびっくり。
書いた物語を惟規といとさんに語って聞かせるまひろ。惟規は、面白い!と褒めつつ「多くの男と睦んでもいないのに、よくこんなの書けるね!」。いつもながら正直すぎ。
書き進んだ続巻を持って、彰子の住む内裏の藤壺を訪ね、彰子にご挨拶するまひろ。「帝が読む物語を、私も読みたい」と自分の気持ちを表す彰子に、まひろは物語の始まりからを語る。
続巻を読んだ一条帝は、藤壺にまひろを訪ねる。「朕のことを難じているのかと思い腹が立った」。まひろピンチ! 「だが次第に、そなたの物語が朕の心に染みていった。初めてのことであった」いやむしろホームラン。
「朕だけが読むには惜しい。広く皆に読ませたい」という帝、自分のことや亡き皇后定子との息子敦康親王のことがネタにされた、いわば生モノ同人誌に対し、何と心が広い。これが物語の力か。
これからは藤壺で書く!宣言をするまひろに、道長はお礼だと檜扇を贈る。扇に描かれた絵は、幼い頃のまひろと三郎(道長)。感無量のまひろ。道長、プレゼントのセンス良すぎ。
と、ここで急に大和国(奈良)興福寺の坊主が出てきて道長に家燃すぞとか言ってて、不穏な感じで「つづく」。