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【📰文系×医療🩺】途上国の病気ってほんと?「ペラグラ」とは。

途上国の病といわれる「ペラグラ」。(症状の画像は閲覧注意⚠)

実は、主食やアルコールの接種が関係がある病気を今回は学んでいきます。

医師国家試験の問題は前回と同様です!

病態や疾患と欠乏が疑われる微量元素やビタミンとの組合せで正しいのはどれか。

a. 匙状爪 ー 銅
b. 味覚異常 ー 亜鉛
c. 出血傾向 ー ビタミンA
d. ペラグラ ー ビタミンB2
e. 骨軟化症 ー ビタミンC


ペラグラとは?

症状
まず、顔に、左右対称の赤い色の斑点が出ます。次に、消化器が侵されてきます。嘔吐・下痢・便秘などが起こってきます。その後、脳機能の錯乱に至ります。
(*ペラグラは画像で調べると少しショッキングなので、弱い方は注意してください。)


原因
ペラグラは別名ナイアシン欠乏症ともいわれます。このナイアシンとは、ビタミンB3の「ニコチンアミド」と「ニコチン酸」の総称です。

ナイアシンは下記に代表される500以上の機能の補助役として活躍しています。

・エネルギー作り
・脂質や糖質の分解
・皮膚・粘膜の炎症を防ぐ
・神経症状を防ぐ

肉や魚、豆、パンなどには豊富に含まれており、また乳製品にもナイアシンを補うトリプトファンが含まれています。

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ナイアシン不足の原因は二つです。
①トウモロコシはナイアシンとトリプトファンの含有量が少ないため、トウモロコシが主食の地域に住む人はペラグラを発症するリスクがあります。

②お酒(エタノール)が肝臓で酸化された物質であるアセトアルデヒドの分解にもナイアシンを使うため、アルコール過剰摂取も発症原因となります。

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選択肢dを検討していきます。

病態や疾患と欠乏が疑われる微量元素やビタミンとの組合せで正しいのはどれか。

d. ペラグラ ー ビタミンB2

ペラグラはビタミンB3のナイアシン欠乏を原因としているため、選択肢は誤りです。


おわりに

ペラグラは食生活が関係しており、身近な病気ではありませんが、お酒の分解の流れなどは知っておくと今後役に立つ知識だと思います。

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