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伸びるコンテンツは、情報をワンパン化している
ワンパン化=コンテンツの情報密度を上げる
コンテンツのワンパン化というのは、コンテンツの情報密度を上げることです。
ワンパン料理というものがあります。ワンパン料理というのは、一つのフライパンで作れる簡単な料理のことです。
伸びるコンテンツは、フライパンに料理を詰め込むように、1つのコンテンツの型に情報を詰め込んでるんです。この結果、コンテンツの情報密度がものすごく高まります。
例えば、YouTubeの解説動画では、動画で解説をするだけでなく、あらかじめホワイトボードに章立てと結論を記述したものを用意していることがあります。これは動画という型に、箇条書きのテキストという情報を詰め込んで情報密度を上げているんですよね。
同様に、TikTokなどのショート動画でも、動画のナレーションで全てを語るのではなく、テキストのテロップを動画の中央にかぶせて、動画とともにテキストで内容を読みこむ形式になっています。
このように、伸びるコンテンツは、情報のワンパン化が行われているんです。なぜ、ワンパン化するコンテンツは伸びるのでしょうか。
ワンパン化のメリット=分かりすくなる×時短になる
ワンパン化のメリットについて、詳しく説明していきます。
まず、コンテンツが分かりやすくなるという点です。
例えば、Xでよく見かける映画紹介の投稿を考えてみましょう。単に映画のシーン写真だけだと、内容を瞬時に把握するのは難しいです。でも、「ラスト5分ひっくり返る」というテキストが添えられていれば、どんでん返しのあるスリラー映画だとすぐに分かるんですよね。
次に、時短になるという利点があります。テキストのコピーによって一発で内容が分かるため、コンテンツを素早く理解できます。
動画コンテンツでも同じことが言えます。解説動画にホワイトボードや章立ての見出しがなければ、全体像を把握するのに時間がかかります。でも、あらかじめ章立てを見せることで、ユーザーは短時間で内容を理解できるんです。
さらに、このような構造化により、視聴者は自分の興味に合わせて柔軟に視聴できます。気になる部分はじっくり見て、そうでない部分はスキップするといった具合です。
このように、ワンパン化は内容の理解を助け、時間の効率的な使用を可能にします。これが、ワンパン化されたコンテンツが人気を集める大きな理由の一つなんです。
背景には失敗をしたくない、タイパ重視の気持ち
現在の SNSマーケティングでは、ワンパン化は必須条件となっています。これには 2 つの大きな要因があると思うんですよね。
1 つ目は、SNS のコンテンツがフィード上を流れる特性です。ユーザーの注意を一瞬でひく必要があるため、情報密度を上げて内容を分かりやすく伝えることが重要になります。
2 つ目は、ユーザーの強いタイパ志向です。つまり、無駄に時間を消費したくないという気持ちが強くなっているんですよね。つまらない、役立たないコンテンツには時間を割きたくないという思いが強いです。
面白い例として、映画のネタバレを先に見てから本編を観る人が増えているそうです。これも、つまらない映画に時間を使いたくないというタイパ重視の考えから生まれた行動です。
現状では、コンテンツが本当に面白い、あるいは役立つという確信がない限り、人々は時間を割こうとしません。失敗したくない、無駄な時間を使いたくないという気持ちが強いんです。
そのため、コンテンツ制作者は情報密度を上げて、その内容や魅力をしっかりアピールする必要があります。これが、ワンパン化されたコンテンツが SNS で成功する鍵となっているんですよね。
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