とりさん

株式会社トリノ 代表取締役 (株)トリノ代表。上場企業含め事業&WEBコンサルの他、オウンドメディアやソーシャル企画をさせて頂いています。 https://twitter.com/toriaezutorisan

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マガジン

  • マーケティングが分かるマガジン

    マーケティングやプロダクトに開発についての記事を掲載しています。トレンドや具体的なメソッドというよりは、抽象度の高いテーマについて書いています。マーケティングやPR、プロダクト開発に関わる方に役立つ内容になっています。

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    雑誌の出版概況の解説からソーシャルのトレンド、効果的なオウンドメディアの作り方まで。メディア&コンテンツに関する解説マガジンです。

最近の記事

スタバに学ぶ「意外な」リピート率の上げ方

日本最大のコーヒーチェーンの座に君臨するスタバ日本のコーヒーチェーン業界で、圧倒的な存在感を放っているスターバックス。そのマーケティング戦略において、意外なリピート率の上げ方があるのではないかというお話です。 店舗ビジネスにおいて最重要となるのがリピート率なのですが、スタバさんはこのマーケティング施策が本当に上手いんですよね。 主な成功要因としては、「一人作業の聖地」というブランディングの確立や、定期的なシーズナルドリンクの告知など、オーソドックスな施策が挙げられます(実

    • SNS集客は、顧客にメリットを与えるところから

      店舗集客のためのSNS運用で陥りやすい間違い多くの店舗ビジネスでは、集客のためにInstagramやX(旧Twitter)などのSNSアカウントを運用していますね。ところが、レストラン、美容院、ネイルサロン、整体院など、ほとんどの店舗ビジネスのSNS運用には改善の余地があるのですよね。 例えば、こんな感じの投稿をしてないでしょうか。 間違った店舗アカウントの投稿例 ネイルサロン:施術例のデザインを投稿 美容院:できるヘアスタイルの写真を投稿 整体院:患者様の声を掲載

      • ラジオで16万人を集客!?音声コンテンツがねらい目な理由

        熱量の高いラジオリスナーあるタレントが「ラジオ番組は自分の庭のような感覚がある」と語っていたように、タレントにとってラジオって特別な場所なんですよね。 結婚報告や不祥事の謝罪など、重要な発表の場としてラジオが選ばれることが多いのは、タレントがリスナーを一番のファンだと思っているからです。 今の40~50代の方々は、思春期に深夜のオールナイトニッポンに夢中になった経験がある人も多いでしょう。ラジオ業界全体の収益は減少傾向にありますが、熱心なファンとの交流の場としては、今でも重

        • フリーランス1年目に陥りがちな失敗

          意外とフリーランス1年目。意外とちょろい?フリーランスとして独立した1年目の失敗談です。 独立したての頃は、前の会社からご祝儀的なお仕事をもらえます。会社員時代の繋がりで仕事が来るケースも多いです。 独立1年目は「フリーランスで食べていけるかな」と不安になるのですが、だいたいなんとかなります。むしろ会社員の時より、ぜんぜん稼げたることの方が多いです。 困ったことに、この「案外なんとかなる」って感覚がアダになります。この感覚から、1年目って取り返しのつかない致命的なミスをしが

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        記事

          コンテンツ配信は「情報」から「人」にシフトせよ

          コンテンツを見るフォロワーの心理は2種類あるコンテンツを見るフォロワーの心理には、大きく分けて2種類あります。 1つ目は、「情報重視型」のフォロワーです。これは配信される情報そのものを求めているケースです。ビジネスインフルエンサーが配信するコンテンツがまさにこれに当たります。ビジネス書の要約や時事解説、投資情報、不動産取引の情報などを見るフォロワーは、その「情報」自体に価値を見出しているんですよね。 2つ目は、「人物重視型」のフォロワーです。こちらは配信者という「人」そのも

          コンテンツ配信は「情報」から「人」にシフトせよ

          コンテンツマーケティングは、やり続けた人が勝つ

          チャンネル登録200万間近のYouTubeチャンネルも、やり続けたから成功したコンテンツマーケティングを始めても、すぐに成果が出ないと諦めてしまう人が多いのが現状です。しかし、粘り強く続けた人だけが最終的に成功を収めることができています。 その好例が、現在では200万人の登録者を抱える堀江貴文氏のホリエモンチャンネルです。今では数十万回、時には100万回を超える再生数を記録していますが、開始当初は数万再生程度の時期が続いていました。 では、なぜここまで大きく成長できたのでし

          コンテンツマーケティングは、やり続けた人が勝つ

          テキストコンテンツが読まれない時代に、提供できる価値とは

          能動的なテキストコンテンツから、提案型の動画コンテンツへ主軸が移る2010年代前半まで、テキストコンテンツは非常に人気がありました。「ブログ飯」という言葉が生まれるほど、ブログを通じて生計を立てる人も多かったのですよね。また、言論系のテキストメディアがバズることも頻繁にありました。 しかし、2010年代半ば以降、テキストコンテンツが徐々に読まれなくなったように思います。その理由は、人々が能動的にコンテンツを観なくなったからなのです。 もともとコンテンツには、提案型と能動型

          テキストコンテンツが読まれない時代に、提供できる価値とは

          新しいコンテンツを作り続ける必要がない理由

          コンテンツマーケティングには、量が必要? コンテンツマーケティングを行う際に、コンテンツの量が必要になってきます。これは、SNSプラットフォームのアルゴリズムが関係しています。 例えば、YouTubeやインスタグラムといったプラットフォームでは、アカウントが投稿するコンテンツをプラットフォームが分析して、「どんなコンテンツを発信するアカウントか」を特定します。 その特徴に基づいて、興味がありそうなユーザーにコンテンツをおすすめするので、ある程度の量のコンテンツを定期的に更新す

          新しいコンテンツを作り続ける必要がない理由

          コンテンツマーケは"何を”発信するかで99%決まる

          コンテンツマーケティングは”何を”発信するかで正否は決まる世の中のコンテンツマーケティングのメソッドは、コンテンツの作り方や、バズるタイミングなど、どのように発信するかにスポットを当てたものが多いです。 しかし、コンテンツの発信方法は実は、そこまで重要ではありません。コンテンツマーケティングの成否は、ほとんど何を発信するかで決まります。 需要のないコンテンツを上手な方法で配信するよりも、需要のあるコンテンツを下手な方法で発信する方が、はるかに伸びます。 例えば、インスタグ

          コンテンツマーケは"何を”発信するかで99%決まる

          コンテンツがバズるための絶対条件

          コンテンツをバズらせるための絶対条件があります。それは、必ず突っ込みどころを作ること。言い換えると、コンテンツに余白を持たせるということです。 突っ込みどころがある、つまり余白があるコンテンツは、とてもバズりやすいんです。なぜでしょうか? 失敗は最大の突っ込みどころ最大の突っ込みどころは、「失敗」です。例えば、以前Xを中心にバズったこんな話がありました。 スペイン北部ボルハの教会に「Ecce Homo(この人を見よ)」というフレスコ画があるのですが、81歳のおばあちゃんが

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          若いときに仕事を頑張った方がお得な理由を図解する

          若いときに仕事を頑張った方がお得な理由 中国では「寝そべり族」と呼ばれる無気力な若者も出てきていますし、日本でも「静かな退職」という形で、新卒で入社した会社でも業務量をセーブして首にならない程度に働く傾向が流行っているんですよね。 それでも若い時は仕事を頑張った方がお得な理由を、図解でお伝えします。 結論としては、若い時に仕事を頑張った方が後々楽になるからお得だよ。という話しなのですが、それを分かり易く説明します。 すでに中年に差し掛かっているという方にも参考になる話だと

          若いときに仕事を頑張った方がお得な理由を図解する

          やりたくない仕事を、100%避けるための戦略

          やりたくない仕事をやらないためには…仕事をしていると、どうしても避けたい仕事が出てきます。例えば、テレアポのような営業電話をかけたくないとか、そういう人のためにやりたくない仕事を100%やらなくて済む方法を解説します。 それは、先に割とやっても良いと思える仕事を、自ら積極的に取りに行って忙しくなってしまうという方法です。 やりたくない、めんどくさい仕事というのは、上司から暇そうにしていると判断されているからふられるのですね。「あいつは忙しいから、この仕事は任せられないな」

          やりたくない仕事を、100%避けるための戦略

          仕事ができる人は、プライドを捨てて泥臭いことができる人

          たいていの人は、人に頭を下げられない 事業の立ち上げや運営において、わりと大切なのがユーザーインタビューです。数千のサンプルを抽出してネットでアンケート調査を行うよりも、目の前にいる対象顧客たり得る一人にじっくりとインタビューをした方が、よほど有益なインサイトが得られるんですよね。 だから、事業コンサルタントやプロダクトマネージャーとして事業に関わる場合は、まずは想定顧客に対する仮説を設定した上で、その真偽を確かめるべく、ユーザーインタビューを必ず実施するようにしています。

          仕事ができる人は、プライドを捨てて泥臭いことができる人

          宮崎駿、モネに学ぶ、クリエイターが世に出る方法

          一度映画化を断られた「風の谷のナウシカ」「風の谷のナウシカ」は、宮崎駿の初期の代表作です。 しかし、その前の「ルパン三世 カリオストロの城」が興行的に大コケしてしまい、当時は宮崎駿に映画撮らせるのが難しい状況でした。 ナウシカの企画出しても、「原作があって、それが売れてるならともかく」と、門前払いをされたといいます。 そこで、当時アニメージュの編集部員であり、後のジブリのプロデューサーとなる鈴木敏夫氏が、頭を使います。映画化のために、アニメージュで「風の谷のナウシカ」の連

          宮崎駿、モネに学ぶ、クリエイターが世に出る方法

          事業において最も重要なのはチャネル説

          事業戦略においてチャネルの優先順位は? リーン・キャンバスというフレームワークがあります。これはスタートアップなどで新規事業を立ち上げる際の戦略策定に使われます。 このリーンキャンバスは1から9までの番号が振られていて、その順番に沿って戦略を考えていく形になります。 まず最初に取り組むのが「1. 顧客の課題」の発見です。次に「2. 顧客のセグメント」を定義します。これで一定の課題を持つ顧客層を明確にします。 例えば「平日料理をする時間がない」という課題に対して、顧客のセグメ

          事業において最も重要なのはチャネル説

          アートに学ぶ、NFTがマスに受けない理由

          NFTの市場規模は、4077億ドルに達する? NFT(非代替性トークン)が盛り上がっているといいつつ、数億円の値をつけたNFTアートが数百ドルに下落するなど、前年比で縮小しているのではないかという話も聞きます。 市場規模がどのくらいなのか、調べてみました。 NFT市場の規模は2023年に約269億ドルと推定されているそうです。さらに、2024年には514億ドルに達すると予測されているとのこと。また、2034年までには年平均成長率(CAGR)23%で成長し、4077億ドルに達

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