day10|まじめな人ほど、できないことは「できない」と言おう
最近、「自分成長したなー」と思うことがありまして。
それが「できない」を言えるようになったこと。
「成長とは真逆では…」という声が聞こえてきそうですが、
正確には
「自分のキャパを把握できるようになった」
「断る勇気を持てるようになった」
ということになります。
仕事でもプライベートでも、今までは頼まれたことは多少無理をしてでも引き受けていたし、何なら頼まれていないこともあれこれやって、肝心なことや自分の生活に手が回らなくなって「人生つらみ…」となっていました。
例えばライティングのお仕事。特に期限を提示されていない場合でも、自分の中で設定した期限に間に合っていないと決まって頭がいっぱいになる。呼吸が浅くなり四六時中頭から離れないとはまさにこのことか、と思うくらい、食事中でも休日でも脳内がずっと仕事モード(セルフブラック企業…?)。
構成どうしようか、ここの言い回しはやっぱりこうした方が面白いだろうか、などとぐるぐるぐるぐるエンドレスで考えてしまいます。
「せっかく頼んでくれてるし、できないとがっかりさせちゃうし、、、」と、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、やるなら120%を目指したい、と自分の中でどんどんタスクを追加していたんですよね。
でも、それでは自分が積んでしまう、、、と気づいたのです。
私の人生の目標は、日々を楽しく生きてかわいいおばあちゃんになることなので、日々がつらくて倒れてしまったら本末転倒です。
幸い、周りの人にも恵まれているので、私が「無理かも!」と言ってもほとんどの場合は快く「オッケー!」と言ってくれます。むしろ、今まで一人で抱え込みすぎて周りの人の優しさや親切心を感じる機会を逃していたのかも…と考えるともったいないですよね。もう少し信頼してもよかったじゃん。逆に限界量に達したからこそ自分のキャパを見極められるようになった説もありますが。
もちろん、断る時は誠意をもって
「今これくらい余力があってここまでならできるよ!」
「この日まで伸ばしてくれたら頑張れます!」
っていうのはお伝えするようにしてます。
まじめな人ほど、気づいたら仕事を抱えすぎていっぱいいっぱいになっていることが多いと思います。
大事なのは「ちょっと無理かも」とSOSを感じたら、その感覚を無視せず大事にすること。
そしてキャパを超えそうなら相談する、または誠意を持って断ること。
この2つを意識すれば仕事に埋もれて「ぐぬぬぬぬ…パタリ」とならずに済むし、頼んでくれた人も気を悪くしないはずです。
肝心の自分が倒れたら元も子もないです。
周りの人を信頼して、心地良いバランスでお仕事して、心穏やかに暮らしていきましょうねー。