【DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール】ビル・パーキンス
今まで読んできた本のなかで「できるだけ早く出会いたかった本」のトップ5に、間違いなく入る一冊です。
この本を一言で紹介すると…
「死ぬまでにお金を使い切って、人生を豊かにする方法」を教えてくれる本です。
お金が入ったらできるだけ節約して、貯金や投資にまわしてる人に、ぜひ一度読んで欲しい本です。
■こんな人におすすめ
とりあえず、貯金しておけば老後も安泰でしょ
お金を「いつ、何に使うのか」考えことがない
でも、子どものことはどうするの?
まさに今、お金を使うべきか悩んでいる
■グッときたポイント4選
一番お金を持ってるのは75歳の時
結局、死ぬ前に残るのは「思い出」
「喜び」にポイントをつける
超楽しかった2周目
1.一番お金を持ってるのは75歳の時
FRB(連邦準備制度理事会)の調査によれば、人生で資産が一番ピークになるのは、だいたい年齢が75歳ぐらいの時だそうです。
75歳ですよ?
もう死んじゃいますよねw
元気に自立して過ごせる「健康寿命」を考えると、お金を使える時間は本当にあとわずかです。
そして「じゃあ早く使わないといけないっ」と思ったとします。
でも、75歳になってから出来る事には限界がありますよね?
75歳になってから制服ディズニー
夜行バスからのカプセルホテル旅行
大人のお店
富士山登頂
野外フェス
絶対に無理かと聞かれてたら…
無理ではないと思いますが…
キツいですよねw
体力も意欲も多い「若い時期」の方が、得られる喜びは圧倒的と言えます。
2.結局、死ぬ前に残るのは「思い出」
でも、老後の安泰した生活のために貯金は必要でしょ?
その通りです。
病院の診察料、薬代、通院治療費…
老後に、お金を使うとすれば「医療費」が一番多いでしょうか。
「ほら、やっぱりお金は必要じゃん。」
と、僕は思いました。
でも、先ほどお話しした事を思い出してみてください。
歳を重ねると、体力や意欲が低下するため「お金を使いたいのに使えない」ことが増えていきます。
なにも「老後の資金を全て使い込め」と言ってるわけじゃありません。
死ぬ前の病院のベッドをグレードアップしたいか?
今しかできない思い出にお金を使いたいか?
このような価値観を天秤かけたとき、あなたはどっちに天秤が傾くか?を考えてみて欲しいんです。
「お金は墓場まで持っていけない」という言葉もあるぐらいです。
どうせなら、そのお金を思い出に変えてみませんか?
3.ポイントをつける
じゃあ、お金を何に使えばいいの?って話しですよね。
ポイントをつけましょう。
この本には「各体験から得られる喜びをポイントで表現する」と書いてます。
お金を払ってでも、やりたいことには高いポイントを。
反対にお金を貰わないと、やりたくないことにはゼロポイントを。(マイナスはなし)
といった具合にポイントをつけていきます。
あとは簡単です。
1年間のポイントを合計して高ければ、その年は充実していたことになります。
僕の場合だと、例えば…
海外旅行 → 4ポイント
国内旅行 → 3ポイント
初めての経験 → 2ポイント
好きな物を食べに行く → 1ポイント
映画を観に行く → 1ポイント
仕事関係の飲み会 → 0ポイント
とかですかね。
他にもいっぱいありますが、ざっくりとこんな感じです。
本書では、さらにポイントを棒グラフで表して、棒の高さ(人生の満足度)をコントロールする方法について言及しています。
棒グラフのイメージ↓
こんな感じでグラフにしてみよう。
と、書かれていますが、最初はポイントをつけるだけでいいと思います。
ポイントをつけるだけでも、自分が何にしてる時に「喜び」を感じるのか把握できますからね。
そのなかで、特にポイントが高いものは「歳を重ねてからも」でも、できそうですか?
それとも「今」しか、できないものですか?
ぜひみなさんも、ポイントをつけてみてください。
人生を楽しむための第一歩です。
4.超楽しかった2周目
突然ですが、みなさんはゲームしますか?
僕も小学生のころは、よくゲームをしていました。
今みたいにネット環境も整っていなかったので、オフラインで楽しめるRPGをよくやっていた記憶があります。
例えば「ファイナルファンタジー」とか「ドラゴンクエスト」とかです。
小学生だった僕はMP(マジックポイント)や、回復アイテムを使うのが勿体ないと思って温存してました。
そして結局、どれもほとんど使わないままゲームをクリアしました。
それから月日は流れ…
大人になってからもう一度同じゲームをやったんです。
今度は「呪文」、「アイテム」、「ゴールド」と、あらゆるものを使いまくってクリアしました。
超楽しかった!!w
なんでもっと早く使わなかったんだろう?と思いましたねw
派手な呪文、アイテムやゴールドで発生する新しいイベント…
「このゲームこんなに面白かったんだっ」と興奮したのを覚えてます。
ゲームは何度でもやり直せます。
でも、人生は一度きりですからね。
どうせ一度きりなら、もう少し楽しんでもいいんじゃないでしょうか?
■まとめ
【DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール】のまとめになります。
一番お金を持ってるのは75歳の時
結局、死ぬ前に残るのは「思い出」
「喜び」にポイントをつける
一度きりの人生、もう少し楽しんでもいいんじゃない?
学校、職場、居酒屋、親戚の集まり…
いろんな場所で「若いうちに…」とか「もっと若ければ…」という言葉を耳にしていたハズなのに…
なかなか気が付けないんですよね。
過ぎた時間を悔やんでも、決して戻ってきませんからね。
気持ちを切り替えて、これから先の人生を楽しみましょう。
今日が人生で一番若いんですから。
まだ、間に合います。