「モノを分類してとっておくのは得意だけど、いる・いらないを判断して捨てるのは、本当に苦手」なら
こんにちは、
片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
「モノを分類してとっておくのは得意だけど、いる・いらないを判断して捨てるのは、本当に苦手」という人は、結構います。
そういう人を何人も見てきて思うのですが、もしかすると、「モノの波動」を、まるで「人の気配」のように感じ取ってしまうんじゃないかなと思うんです。
そういう方々は、場の空気を読むのが得意だったり、自他共に認める「気配り上手」さん。
いつも笑顔で自分のことは後回し・・・
そういう人たちが共通して持っているのは、こんな「優しさ」なんじゃないかと思います。
■片づくマインド・名言シェア260
「優しさ」とは、
耳が聞こえない人でも聞くことができ、
目が見えない人でも見ることができる言語なんだ
マーク・トウェイン
1835年11月30日生
人として、とても素晴らしい。こんな「優しさ」を持っている人を、私はとても尊敬します。
でも、こういう「優しさ」が強く出ていると、モノを捨てると、部屋の中の「ざわざわ」感が減るので、寂しさを感じてしまうかもしれません。
そして、その穴を埋めるように、何かを買ってしまい、結果「モノが減らない」となってしまうんじゃないかと。
それは決して悪いことではないのですが、
「モノを減らして、ラクに管理できようになりたい」というのであれば、この「モノへの擬人化」感覚はかなりのブレーキになるのではと思います。
「優しさ」を、書き出す
さらに、こんな考えを人生の前提として持っていたりします。
「人は、人に対して、優しくなければならない」
「人は皆、平等に扱われるべきだ」
人として素晴らしい、そんな考えが強いがあまり、対人へのネガティブな感覚を、モノに対しても抱いてしまうのかもしれません。
「捨てるなんて、かわいそう」
「作った人の気持ちを考えると、申し訳ない」
「くれた人が、私が捨てたことを知ったら怒ってしまうかも」
もしそんな気持ちが湧いてきたら、頭に浮かんだままに、紙に書き出してみることをおすすめします。
すると、自分の考えや気持ちとの間に、少し距離ができます。
片づけで、モノを捨てるのはこれと全く同じこと。不要になったモノと自分との距離が遠くなるだけです。
だから、そんな考えも、モノも、一旦手放して大丈夫。
みんな、地球の上にありますから、必要があれば、また手元に形を変えて戻ってきます。