
熱い心と、冷たい頭を持て
こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
色々な物事において、許容範囲って、人によってものすごく違うものだと感じます。
言い換えれば、「ありえない」レベルの違い。
例えば、ほとんどの日本人は今でも、「土足のまま家に上がるなんて、ありえない」と思っていると思います。
でも、家を出てすぐに忘れ物をして慌てて戻った時だったらどうでしょう?
「数歩だし、土足OK」とするかどうかは、人によって分かれるところだと思います(あなたはどっち?)。
「ありえないレベル」の違い
片づけにおいても、同じ家に同居人がいると、この「ありえない」レベルの違いが、不和を生む原因になりかねません。
自分は、こんな散らかっている状態を「ありえない」と思ってせっせと片づけているのに、他の家族は全くもって無視。
それどころか、余計散らかすようなことをされれば、怒りや悲しみが込み上げてしまうのも無理はないと思います。
でも、その感情を家族にそのままぶつけてはいけない、とも思う。
そうなると、葛藤と混乱(もやもや)の始まりです。
そんな時、こんな言葉の処方箋はいかがでしょうか。
■片づくマインド・名言シェア204
熱い心と、冷たい頭を持て
緒方貞子(日本人初の国連難民高等弁務官)
1927年9月16日生
家の中の片づけとは規模は全く異なりますが、きっと「ありえない」現実をなんとかしようとしていたという点では、共通していると感じます(モノの散らかりは、かなり難民のイメージと重なります)。
「悲しみ」「怒り」という感情、
「なんとかしたい」という願望、
「なんとかしなければ」という信念
これらは、きっと熱い心、エネルギー源です。
でも、この熱さのまま、「こうしなさいよ!!」と口走ってしまうと、きっと良くない結果が起きるのは目に見えている。
だから、頭は冷静に、「じゃあどうしようか」と考えることが必要。
ーという意味ではないか、と解釈しました。
とはいえ、リアルタイムで事(コト)が起きている時に「冷たい頭」を持つのは本当に難しいですよね・・・。
そこで、私が普段やって効果があると感じている、「冷たい頭」を持つための3ステップをご紹介します。
「冷たい頭」を持つための3ステップ
ステップ1;深呼吸
これは世間一般的に効果的だとよく言われますが、やっぱり効果を感じます。
ポイントは、お腹だけではなく、「胸(肺)」にもたっぷり息を入れ込むこと。
純粋に気持ちがいいし、やろうとしなければできないことなので、頭に上がっていた意識が半分くらい体の方に下りていくような感じがします。
ステップ2;感情を書き出す
感情を思い浮かんだ言葉のままで書き出してみるのは、ものすごく心の浄化作用になります。
誰に見せるわけでもないので、辛辣に、容赦なく、歯に衣着せぬもの言いで言いたいのは、本当はどんな言葉なのか。
いい人になろうとしないことがポイントです。
ステップ3;ちょっと間を置いて、そんな自分に知恵者として声をかけてみる
書き出した紙を置いて、席を一旦立つなどちょっと間を置いてから、そんな自分に声をかけてみます。
ポイントは、自分がとても尊敬する人や、知恵者になりきって声をかけてみること。
自分でもびっくりするような第3案が出てくる時もあります。
熱い心と冷たい頭を持つ。
難しいことですが、少しでもできるようになると、だいぶ葛藤と混乱はおさまる感覚があるので、よければチャレンジしてみてください。
私も目下練習中です^^
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