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テト馬車/千葉省三





積読本📚の中から、千葉省三さんの
「テト馬車」を拝読📖しました。
(2022,3,29 読了)









本書は、だいぶ前にどこかのご自由にお持ちくださいコーナーにあったのをいただいてきたものです。
私は千葉省三さんという方を知らなかったのですが、調べてみると教科書にも載っていたことがある「チックとタック」の著者なんだとか。
記憶の片隅にこのタイトルがあるような気がします。
更に編集者として金子みすゞさんを見出された方だそうです。




さて、本書は著者が少年時代(明治末)に田舎町で得たものを題材として描かれた郷土童話集です。
本文は旧仮名遣いで活版印刷されたもの。
旧仮名遣いに始めは慣れず読みづらかったのですが、慣れてくると文字に温かみを感じグイグイ惹き込まれていきました。



主人公は子供たち。
貧困や病気などそれぞれに抱えているものに切なくなることもありましたが、素朴でほがらかな子供たちの姿にホッコリしました。
古き良き時代に自分もタイムスリップした感覚。




拝読中にフッと「次郎物語/下村湖人」が連想され、映画しか観たことなかったので原作も拝読したくなりました。
そして、千葉省三さんの「チックとタック」も拝読してみようと思います。



本書は、私の宝物の仲間入りになりそう𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ ❤︎











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