ももこのいきもの図鑑/さくらももこ
さくらももこさんの
「ももこのいきもの図鑑」を拝読📖しました。(2021,9,29読了)
先日拝読した「アミ 小さな宇宙人」のまえがきで著者のエンリケ・バリオスが本書に胸を打たれたと書いてあったので購入。
虫・魚・小鳥など、普段私たちがあまに気にとめないようないきものたちにまつわることが書かれたエッセイです。
ももこさんは、言葉がぶっきらぼうに感じるところもありますが、幼いころからいきものと関わることが多く、私たちが気にもとめないようないきものをとてもよく観察しており、そこには愛を感じるほど。
表現や喩え、ご家族や最初の旦那様とのエピソードも面白く、声をあげて笑うこともしばしばありました。
私は、介添えサルのエピソードが一番好きでした。
そして、最後にボタンインコが亡くなり悲しむももこさんに最初の旦那様がかけた言葉は胸にズシンとくるものがありました。
「出会った時から別れは始まっているのだ。動物を飼うということは、そんな悲しみをあえて余計に背負うことなんだから、よほどの覚悟で飼い始めねばならない。」
いきものと共存していく人たちにとって大切な言葉だと思います。
さくらももこさんはもうお亡くなりになりましたが、こうして本を通して生きたももこさんとお会いすることが出来ることがとても嬉しかったです。
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