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愛とためらいの哲学/岸見一郎
またかなり空いてしまいましたし、未だに6月分の読了本の感想を書いている私です。
先週から体調を崩し、ポンコツな頭がよりポンコツになっているためまともな感想が書ける自信はないですが、明日からまた日常に戻らないといけないので、今のうちに投稿しておきます。
積読本📚の中から、岸見一郎先生の
「愛とためらいの哲学」
を拝読しました📖´-
(2024,6,12 読了)
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アドラー、フロム、三木清、プラトン……
賢人たちから学ぶ幸福になるための「愛する技術」
愛されるためのあれこれを教えるような本は多いかと思いますが、愛するために必要なことを教えてくれる本は珍しいなと思い購入してみました。元々、岸見一郎先生の著書に興味があったのもありますが。
本書を拝読していると、愛される人になるためにはまず自分が人を愛せるようにならないといけないんだということがわかります。
そして本当の意味で愛するというのはどういうことなのかということも細かく分かりやすく書いてあります。
きっとね、私を含めみんな頭のどこかでは薄ら分かっていることではあるのだけれど、それを明確に出来ていなかったりどうすればいいのかがきちんと理解出来てなかったりしているのではないでしょうか。
これは何も恋愛における話なわけではありません。”愛”とは生きていくうえでもとても大切なことなのだということも改めて実感させられます。
なので本書は恋愛指南書というよりも生きるためのヒントが書かれている本だと私は思いました。
闇を取り除くためには、光を当てればいいのです。恋愛においても同じように、闇(問題点)を取り除こうとするのではなく、光を当てる(正しい愛し方を知る)ことこそが必要になるのです。
賢人たちの言葉を引用しながら咀嚼し、岸見先生の言葉で”愛する技術”とはなにかを伝えてくれる本。
岸見先生の言葉って比較的優しいけれども綺麗事のような感じはなく、読者の目線に立って分かりやすく伝えてくれるので読みやすいし、頭に入りやすい。だけど一度拝読しただけで理解した気になるのは嫌なのでしっかり自分に落とし込めるまで何度も再読していきたいです。
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