天使に見捨てられた夜/桐野夏生
だいぶ前に購入し、長年積読📚していた #桐野夏生 さんの著書、
『 #天使に見捨てられた夜 』を拝読📖しました。
疾走したAV女優の捜索依頼を受けた女探偵が奔走するミステリー。
運命と欲望に弄ばれた女たちが、もがきながら生きる様を描かれていたように思います。
時に、女性はダメと頭では理解しつつ、その時の感情に流されたくなることもあるものです。
そういう点で主人公に共感する部分もありました。
本書は、20年以上前に執筆されているので多少古めかしい表現もあります。
同じ物語を現在また執筆されたとしたら、まただいぶ雰囲気が変わることでしょう。
ただ、古めかしい表現もさほども気にならず、読み進めていくうちにどんどん面白くなり、400ページ余りを一気に読了してしまいました。
ここは賛否両論分かれるようですが。。。
私は、桐野夏生さんは人物描写が上手だと感じました。
お陰で登場人物をイメージし、頭の中で映像化しやすかったです。
そして、恋愛関係を越えた絆が素敵だとも思いました。
ミステリーにしては人が死ぬこともあまりなく、性描写を含めたグロい描き方をされていなかったので、とても読みやすかったです。
少し大袈裟かもしれませんが、本書読了後に #松本清張 さんの著書
『 #砂の器 』が頭に浮かんできました。
読了後の物悲しい気持ちになる感じが少し似たように思えたのかもしれません。
次は、桐野夏生さんの最新刊を拝読してみたいです。
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