欲が出ました/ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケさんのエッセイ
「欲が出ました」を拝読📖しました。
(2022,1,26 読了)
本書は、「思わず考えちゃう」の第2弾。
ヨシタケシンスケさんが普段描きとめているスケッチについて解説されたエッセイです。
各章の最後には解説ナシのスケッチコーナーもあります。
ヨシタケ節炸裂の共感力の高さで読者の心を掬ってくれることで、読了後はやっぱり心が軽やかに。
わかるわかる〜という共感できることだけではなく、ハッと気付かされることも多くありました。
最近、私の職場では社員の男の子が1人辞めてしまいまして。
それまではイライラすることも、悲しいことも、悔しいことも、その男の子と話すことでだいぶ消化できていたのですが、今はそれができなくなってしまいました。
飲食というお仕事自体はとても好きなのですが、どうしても働いている上で納得のいかないこと、理不尽だと感じることもあるもので、ストレス溜まったなと思ったら洗い場に逃げてなんとか消化するという手もあるのですが、最近はそれでも消化できなくなってきていて。
もう、限界だというところでまん延防止発動となりお店が休業になったので、言葉は悪いかもしれませんが正直ホッとしているところです。
仕事しなくていいから嬉しいのではなく、一旦仕事から離れて心が落ち着いたところでまたしっかりお仕事と向き合いたかった。
逃げ場って本当に大切です。
私の逃げ場は洗い場だったり、両親と話す時間だったり、読書時間だったり。
ココ最近は、そのどれにも逃げる時間がなくなってしまって本当に本当に限界でした。
ひとまず、仕事が再開しても逃げ場となる時間を捻出できるよう休業中に真剣に考えてみようと思っています。
この言葉にはハッとさせられました。
ココ最近は、なんかプライベートまで上手くいかなくて、何を間違えてしまっているのかイマイチ掴めなくて。
”欲しい”が膨らみすぎて独り歩きし過ぎていたんだと思いました。
お互いの全部を共有できないことにイライラして、欲求が満たされず勝手にネガティブな方向にばかり考えてしまって。
欲張りになってしまっていたんですね。
「一部だけだって欲しがってもらえるって、幸せ」なんですよね。
そして、一部だけだって欲しいと思える相手に出逢えたことだって幸せなこと。
初心に戻らねばと。
始めは少しずつお互いのことを知って、知ってもらえたというだけで幸せを感じれていたはず。
それにどんなに近い人でも、全部を知ってもらうこと、知ることは不可能だということも忘れないようにしないと。
改めて、自分にとっての幸せとは何かということをしみじみ考えさせられる1冊でした。
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