
老いと創造 朦朧人生相談/横尾忠則
まだ2月分の感想をアップし終えていませんが、こちらから先に…
横尾忠則さんの
「老いと創造 朦朧人生相談」を拝読しました📖´-
(2024,3,3 読了)

87歳になられる横尾忠則さんの元に寄せられた人生相談に答えたものをまとめた一冊。回答のおまけに絵も提示してあります。
横尾さんの答えは淡々としたもの。考えを押し付けるわけでもなく、上から目線のアドバイス的な答え方をするでもなく。
生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。
横尾さんの言葉は、先日鑑賞した映画「PERFECT DAYS」の主人公の生き方と重なるところがあるように私は感じます。
自分の運命と向き合い目の前のことを受け入れて、自分が心地よくいられるように生きていく。
人それぞれ背負っているものがあり、苦労することも多々あることでしょう。でもどこに視野を向けるかによって人生が大きく変わるのではないかと思います。
私はまだ横尾さんや「PERFECT DAYS」の主人公のような境地には達していません。ついつい苦しい辛いに視野が留まってしまい、そこから抜け出すことばかりを考えてしまう。
わかっているわかってはいるのです。
苦しい辛いも受け入れた上で今の状況を楽しみつつ、自分が心地よく生きれるように心の置き所を変えた方がいいのは。もう少しあと少しでそこにたどり着けるまで。
横尾さんの言葉を反芻しながらゆっくり考えていこう。
そして「PERFECT DAYS」を再度鑑賞しに行こう。
横尾さんはどこかスピリチュアルで抵抗を持たれる方もいるかもしれないけれど、とても自然体で私は好きです。著書をもっともっと拝読したい。横尾さんのことばに耳を傾けたい。
だからどうかお体に気をつけていつまでもお元気でいて欲しいです。
プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。
他愛ない雑談はこちらから🤗
いいなと思ったら応援しよう!
