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父と暮らせば/井上ひさし







井上ひさしさんの戯曲
「父と暮らせば」を拝読しました📖´-
(2022,10,16 読了)





「読書会すみれ」で開催されたオンライン読書会の課題本です。
井上ひさしさんの著書はいつか拝読したかったので、いい機会だと思い購入しました。




戦後の広島で被爆者が苦しみを乗り越え再生していく様を描いた物語。
被爆者の心の闇をユーモアを交えつつ描いてあるのですが、その奥にある悲痛な想いがなんとも切なかったです。

あんときの広島で死ぬるんが自然で、生きのこるんが不自然なことやったんじゃ。そいじゃけえ、うちが生きとるんはおかしい。
(主人公・三津江のセリフ)




私、戯曲のことはよくわかりませんが。。。
小説のように細々した情景描写や心理描写があるわけではなく、ほとんどセリフのみで構成されているのですが、頭の中で映像化しやすいのでどんどん物語に引き込まれていきます。
短い物語ではありますが、戦争が残したものの重みはズシンと心に響きました。



また、主人公の心の声を亡くなった父親に代弁させることで自分との向き合い方を見せていただいているようにも感じます。
私だったら誰に心の声を代弁してもらうかなと考えてみたり🧐




本作は映画化されているのでぜひ視聴したいですし、いつか舞台も観てみたい。
そして、今度は井上ひさしさんの小説も拝読してみたいなぁ〜❣️
















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