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ホットロード1,2/紡木たく
積読本📚の中から、紡木たくさんの文庫版コミック
『ホットロード1』と『ホットロード2』を拝読しました📖´-
(2022,4,27 読了)
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久しぶりのホットロード。
20年以上振りの再読です。
完全に大人になった今の私が拝読しても、和希と春山を取り巻く世界に胸がギュッとなりました。
私に暴走族の世界はわかりません。
若い頃は全然違う方向でやさぐれていたし、暴走族に憧れることもありませんでした。
でも、この世代の心の葛藤のようなものは分かります。
私は長女なので、両親にとって初めての子育ての対象。
両親も私とともに手探りで成長していったのでしょうが、私が思春期になりお互いにどうしたらいいかわからなかったことと思います。
今思えばお互いに不器用だったなぁと。
私の両親に毒親要素は一切なく、不器用ながらも私のことを一心に信じてくれているような素敵な人たちです。
それなのに、私はそれすらも受け入れれない時期がありました。
自分でもよくわからないのですが、疎ましく感じてしまっていました。
そうして、10代後半には両親の元を離れてしまったのです。
未熟で自分勝手な私は、大切に想ってくれる人たちの手を振りほどいてしまいました。
ホットロードと出会ったのはちょうどその頃辺りだったと思います。
違う世界に生きる和希と春山ですが、痛々しい感じが自分を見ているようでした。
そして時は過ぎ20年以上振りに再読して、また和希と春山に胸が苦しくなりながらも、大切なものを教えられた気がします。
覚悟のない『愛』は『愛』ではなく、ただの『恋』。
若い2人は、不器用ながらも『愛』を知り、覚悟とともに『愛』を育んでいきました。
私も今一度『愛』についてしっかり考える時なのかもしれません。
人は本当の『愛』を知った時、やっと世の中の真実が見えてくるのでしょう。
そして、大切に想える人が現れてやっと自分が誰かの大切な人であることに気づけるのでしょう。
また何年後かに和希と春山に出逢うことを楽しみにしながら、この本を手元に残しておきます。
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