蚊がいる/穂村弘
前回の読書エッセイからだいぶ空いてしまいました。
休みの日も予定を詰め込んでしまい、バタバタしていたのと、精神的に結構限界にきていたのと……
言い訳しだしたらキリがありませんね。
まずは、6月読了分の本から少しずつまた感想をあげていきます。
積読本📚の中から、穂村弘さんのエッセイ
「蚊がいる」を拝読しました📖´-
(2024,6,25 読了)
7月初旬、福岡市東図書館で開催されている読書会に初めて参加してきました。
その時のテーマが「夏」だったので、本書のタイトルは「夏」を想起させるのではと思い選びました。
とはいえ内容は「夏」とは全く無関係で、穂村弘さんが違和感と内気について綴ったエッセイ集です。巻末には又吉さんとの対談も収録されています。
毎回穂村弘さんのエッセイを拝読する度にこじらせている人だなと感じるのですが、今回も然り。
なんでそんなにビクビクソワソワしているのーっと拝読しながら思わず声に出してしまいそうでした。でも読み進めていくと共鳴している自分がいるのです。これも毎度のことですが。
あ、そうか私もこんな風にビクビクソワソワしているところあるかもしれないと新たな自分に気付くことができます。
私はこんな風に自分で気付かないふりをして蓋をしていた感情を掬い上げてくれるような言葉を綴ってくれる方が好きなんですね。
それに加えてこじらせ男子にキュンキュンもしてしまうのです。こちらはちょっと困った傾向ですね。
そしてこじらせる方は乙女な一面もあるなと。
文房具屋さんで文房具を眺めているときの穂村さんの心情です。文房具への愛がしんみりと伝わってきます。
優しい方なんだろうなぁ、だからこじらせてしまうことも多くあるのだろうなと勝手にイメージしてみたり。
そんな優しい方の文章を拝読していると自分の心を掬いあげていただけたような心地になって心がフワッと軽くなるのでした。
穂村弘さんの文章は定期的に拝読したくなります。できれば月一冊は拝読したい。
そんな風に感じる作家はもう御一方いらっしゃるのですが、またその話はいつか。
最後に再度本書のことに戻りますが、横尾忠則さんが手がけた装幀が素敵でユニークで本棚に面陳したくなります。
巻末に収録されている又吉直樹さんとの対談もとても興味深く、ここからまた尾崎放哉という名を知り本の旅が広がりそうです。
プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。
他愛ない雑談はこちらから🤗
#読書 #読書感想文 #読書エッセイ #読了 #本のある暮らし #角川文庫 #蚊がいる #穂村弘 #横尾忠則 #又吉直樹 #エッセイ
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いします🙈 いただいたサポートはより良い読書エッセイを書いていくために積読家活動に活用させていただきます😳