図書室のキリギリス/竹内真
読友さんにいただいた竹内真さんの
「図書室のキリギリス」を拝読📖しました。
(2022,3,28 読了)
竹内真さんの作品は、本作が初読。
離婚を機に学校司書として働くことになった主人公の物語です。
主人公に秘密があったり、本にまつわる謎を読み解いていったり、たくさんのワクワクが詰まった作品でした。
思春期の子たちが本を通して大人の階段を登っていく様子がなんとも微笑ましい。
また、読書会のシーンは本紹介の仕方がとても参考になります。
私は、本の良いところは想像力を養っていけるところだと思います。
作品の奥底にあるもの、著者の背景、読者たちの感じたものetc…
1冊の本から色々なことが想像できるのも楽しいものです。
本作は、そんなことを改めて気づかせてくれる。
しかし、本にまつわる物語は罠がいーっぱい。
読またい本リストがどんどん増えることを覚悟で拝読せねばなりません。
本作も興味をそそる本がところどころに出てきます。
そうやって本の枝葉が広がっていくことも読書の醍醐味ですよね。
さて、本作はシリーズ化されているようなので少しずつ追いかけていきたいと思います。
主人公や高校生たちが本を通してどんな風に成長していくのか楽しみっ!
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