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サービスの達人たち/野地秩嘉



積読📚にあった野地秩嘉さんの著書、
「サービスの達人たち」を拝読📖しました。(2021,10,9 読了)






昭和を駆け抜けたサービスの達人9名の姿を描いたノンフィクション。
本書に出てくる9名の達人たちは決して有名人な訳ではなく、どこぞの成功者みたいに上から目線の著書を出版している人なんて1人もいない。



成功者の著書を否定しているのではありません。
彼らから学ぶことも多いにあるので、私もそういう類の本を拝読することもあります。
ただ、自分の中でどこか特別な人という感覚があるので、多少リアリティなく感じてしまう時もあるのです。


その点野地秩嘉さんの選ぶ方々はリアルに感じ、自分と置き換えれるので学びやすい気がします。
その理由は、本書あとがきに書いてありました。

それは本書が庶民の物語だこらだ。庶民が主人公で、読んでいると、「こんな人生もいいな」(自画自賛ですが)と思えてくるからではないか。



本書の達人たちは昭和の時代を中心に活躍されていた方々で、精神論や根性論のような今では通用しないところもあるかもしれません。
でも、サービスの真髄みたいなものは今でも変わらない部分があると思います。


達人たちに共通することは、人を喜ばすことが好き。
そして、そのためならば努力を惜しまない。
この努力を惜しまないというのが、今の自分には足りていないと痛感させられました。

「そこまでやっているのか!」と驚くほど、自らの仕事に対して、深く思いを寄せている。しかし儲けるためとか出世するためにそうしているわけではなく、「そうせずにはいられないから」の行動なのです。
(酒井順子さんの解説より)




人から承認を得ることにフォーカスしている間は、本当に人から喜ばれるサービスが生まれることはないのですよね。
私の中にはまだ、人から承認を得ることにフォーカスしてお仕事をしているところがあったと反省しました。





いよいよ、私もお仕事の方で動かねばならなくなってきました。
休業中に本たちから学んだことを少しでも活かせるようにしていきたいと思います。



今月は、私の中で勝手にお仕事に備える図書週間。
人が好きな野地秩嘉さんが描く方々からはとても学ぶことが多いので、必然と今月は読む機会が多くなりそう。














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菜穂☽︎‪︎.*·̩͙‬
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