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ねむりひめ、はっぴぃさん/荒井良二 すやすやおやすみ/石津ちひろ(文)、酒井駒子(絵)




12月は「師走」という通り、バタバタと走り去るようにあっという間に日にちが過ぎていきます。
気づけばもう10日以上も過ぎてて驚くばかりですが…
まだ11月読了分の感想を書き終えれていません。そんなにたくさん読了している訳でもないのに。
そして、12月に入ってからまだ1冊も読了できていません。
頭と体がついていけてない。



そんなことはいいのですが、今回は11月始めに古本市で購入した絵本3冊の感想です。







「ねむりひめ/荒井良二」

私たちにも馴染み深いヨーロッパの童話「眠れる森の美女」に荒井良二さんのオリジナルをプラスして描かれた物語です。
荒井良二さんの絵本は今回初。
以前、いしいしんじさんの本で荒井良二さんが装幀やイラストを手がけたものは拝読しましたが…。
今回はその時の絵とは違い、温かみのある色使いでとてもキュート。

そして、荒井良二さんオリジナルのラストがとても素敵でした。
本物を見極めれるようになるまで静かに待っとくことが良い時もあるよなぁ〜って。




「はっぴぃさん/荒井良二」

こちらも「ねむりひめ」と同様、温かみのある色使いとキュートな絵です。
はっぴぃさんと呼ばれている人に逢うために出かけたのろのろのぼくと、あわてんぼうのわたし。
途中で2人が出会い、すれちがい、再び再会します。
さて、2人ははっぴぃさんに出逢えるのでしょうか。

人それぞれ欠点もあり長所もあります。
というけれど、欠点と思っているものが実は長所だったりすることも。
それに自分に足りないところがあるならば、誰かと補い合えばいい。
開き直るわけではないけれど、自分の足りないものを受け容れて誰かに素直にSOSを出せるようになったらきっと補い合える人と出逢えるのかもしれない。
そんな風に思えた物語でした。


荒井良二さんの絵本、絵も物語も可愛くて心がぽかぽかするので何度でも読み返したくなります。



「すやすやおやすみ/石津ちひろ(文)、酒井駒子(絵)」

石津ちひろさんの優しい言葉と酒井駒子さんの温かい絵に心が満たされる1冊。

こちらはブックオカののきさき古本市で見つけました。
おじさまがこちらの絵本を手に取られてて、それは駒子さんの絵では!とおじさまが購入されるかドキドキしながらみまもっていたら、おじさまは買わずに戻されたので去られた後にすかさず手に取って購入したのは私です。
駒子さん好きとして是が非でも欲しかったので幸運でした。

眠れぬ夜に拝読して心満たされてねむりにつけるような絵本です。





絵本ってやっぱり善き。
サラサラっと読めるのだけど、心にしっかりと何かを残してくれます。


そうそう、今回から絵本の読書記録は「あるかしら読書ノート/ヨシタケシンスケ」に書くようにしました。






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