リモートワークの健康リスク:運動不足が脳卒中や心筋梗塞の原因に!?
新型コロナによる緊急事態宣言の発令や外出自粛によって、多くの企業がリモートワークを導入しました。
これまでは毎日会社に出社していた人も、今や自宅から一歩も出なくても仕事ができる時代になっています。
通勤による時間や労力のコストがかからないリモートワークは便利な反面、ただでさえ運動不足気味な日本人の健康リスクを高める結果にもなりました。
日本人の死因の上位3位を占める「がん」「心疾患」「脳卒中(脳血管疾患)」。
実はいずれも運動不足によって発症リスクが増加するのをご存知でしたか? 本当に怖い運動不足の健康リスクについて解説します。
運動不足によって引き起こされるがん・心筋梗塞・脳卒中
がんや心筋梗塞、脳卒中といった病と生活習慣の関係を明らかにするために国立がん研究センターが実施するJPHC研究によると、過去に次のような結果が明らかにされています。
脳卒中を予防することが、循環器疾患全体の予防には重要。5メッツ・時まで身体運動量を増やすと発症リスクが約30%程度低下し、さらに5~10メッツ・時に増えるとリスクが最も低下する。
仕事で座ったままの時間が長いとがんリスクが上昇する。血糖を下げるインスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」や、がん細胞を増やしやすくする「慢性炎症」が運動不足によって起きている可能性がある。
5メッツ・時というのは、やや速い速度のウォーキングを1時間行った程度の運動強度を示す値です。 心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らしたいのであれば、ややきついと感じる運動を定期的に行う必要があることがわかります。
がんや心筋梗塞を一度患うと、再発防止のためにこまめな医療ケアが必要になります。 命が助かっても半身マヒや言語障害、認知症といった後遺症リスクが高い脳卒中も同様です。
老後の健康的な生活を楽しむためにもそれぞれの発症リスクを抑えたいところですよね。
有酸素運動だけではなく、基礎代謝を高める筋トレを
JHRC研究の結果を見ると、健康のためにはウォーキングのような有酸素運動をすればいいと考えがちです。
しかし実際のところ、運動不足で筋肉量が減ると基礎代謝が落ち、内臓脂肪がついて太りやすくなるため、様々な健康リスクが高まります。
リモートワークや外出自粛で運動不足に陥っている人にはぜひ、有酸素運動だけではなく代謝を高める筋トレも合わせて行うことを強くおすすめします。
ただ、運動機会が少ない人ほど筋トレには苦手意識をお持ちのことも。 八王子パーソナルトレーニングジムMB-styleでは、運動への苦手意識が強い方でも無理のないように、一人ひとりに合わせたトレーニングをプロがサポートしています。
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