コーヒーの講習
写真:Unsplash、Anastasiia Chepinska
何かについて理由を聞かれたときに、「なんとなく」としか答えられないことが多いです。
掘り下げるとそれらしい理由は出てくるけど、それは辻褄を合わせるように捻り出した言葉なので、言い放った瞬間から本心とどこかズレが生じてしまう感じがあります。
先日、コーヒーの講習を受講してみました。
「コーヒーインストラクター3級講習会」
理由はやっぱり、なんとなく。
なんとなく聴いてみたい気がしたから。
zoomで1時間。講座を小川珈琲が主催していたので申し込みました。参加人数は30名ほど。
コーヒーがどこで主に栽培され、どんな花が咲いて、どんな実から収穫するのか。
魚を切り身でしか見たことない都会っこ同様、その成り立ちについてあまりにも無関心であやふやな知識のまま飲んでいたわたくし。恥ずかし。
しかしここで迷いのない知識として身につきました。コーヒーの花はジャスミンみたいな香りがすると聞いてわくわく。すてき。
基本的なドリップのやり方やちょっとしたコツ、豆の保存方法、道具のこと、お湯の温度や挽き具合で自分好みに調節できることなどなど。
初心者でしっかり基本を抑えたい人にはとてもありがたい内容でした。
おかげでそれ以来、自分で入れるコーヒーが幾分美味しいです。
コーヒー豆は決して安くはないからこそ、それを美味しく入れられなかった時って、ほんとに辛いんですよね。
どうやったら安定して美味しく入れられるのかなぁってもどかしい思いをしていました。
以前は最初の「蒸らし」の正解がどうもわからなくて、30秒ほど蒸らすってどこでも聞くけど果たしてこれで合っているのか、お湯はどのくらい注ぐのか、注ぎすぎたら不味くなるのか、どうなったらちゃんと蒸らせているというサインなのか、てんで自信がありませんでした。
でも百聞は一見にしかず。
画面の向こうで講師の方がやっているのを見て、その手の動きと豆の具合を目で見てやっと掴めました。
食材を使う料理と同じで、言葉だけでは理解することが難しいんですよね。映像で実演を見るって大事。
人間(しかもプロ)に勝るテキストなし、です。
3級は受講をするだけでもらえます。
お家でおいしいコーヒーを楽しみたい人、コーヒーに興味がある人、入門編みたいな話が聞きたい人に。
コーヒーと距離を縮めたい人に、おすすめの講座です。