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【700/1096】上腹部を解放する

呼吸のお稽古の日。
今月は、上腹部の解放。
上腹部の解放ってなんのこっちゃ?って人がほとんどだと思うけど、日常の呼吸が楽になるのは、上腹部が解放されていないとできない。

まずは、上腹部に緊張、力みを入れているということに気づく、認識するところから。
緊張している、力んでいるという自覚がないことがほとんど。常に入れっぱなしだったりする。
自分の感情に振り回される、囚われる、ついつい自己否定してしまう、すぐ不安になるなどの人は、間違いなく上腹部に緊張、力みが入っている。

お稽古にきている方は、「気持ちに振り回されたくない」という動機でいらしてる方もいて、上腹部が解放されるとそうなるよってことで。

上腹部に緊張が入っていると、
呼吸が浅い
肩で息をする
首肩腕が緊張する(凝り)
というのが慢性化している。
その状態で、強い感情が起きると、身体をさらに緊張させて反応を対処することになる。
そうすると、身体が感情に乗っ取られて、感情のままに身体を使うってことになるわけ。
こういうとき、気分が悪かったら、身体も調子悪い。
上腹部が緊張してなかったら、強い感情が湧いてきても、身体を緊張させる必要がない。感情は湧いてきたままにしておくことができる。
そうなると、気分は悪いけど、身体は快適ってこと。

私はこれを森田先生から学んだ時、
なんて画期的なんだ!!!!!と目から鱗が100枚は落ちた。
自分に対しての刺激(感情)を身体の緊張に反映させない状態を自分で作れる、ということだ。

世の中のほとんどの対応は、湧いて反応してしまうのは仕方がないというのを前提にしている。
だから、湧いてきたものが反応した結果に対する対応ばかりがあふれている。
ストレスを受けたら、身体が具合悪くなっても仕方ない、みたいな。
ストレスを受けないように逃げるか、ストレス受けた後に人に話を聞いてもらって解放するか、ストレスを受けたら身体を固めるのは反射だから仕方ないことになっている。

でも、上腹部をつねに解放していたら、自分の感情のコントロールするとかいらないのだ。身体が対応してくれる。
湧いてきたものを身体が適切に処理してくれるのをただ待ってればいい。
自分と距離ができる。
ものすごい画期的。
ストレスを受けても、ただ受け流せる身体になってればいいだけなのだ。緊張してため込むから具合が悪くなる。
昔、会社員の頃、上司が怒鳴っているのを聞いては、毎日、胃が痛くなっていたのだが、胃を痛くする必要なかったのだ。

上腹部が解放されると、食べるものも変わる。
栄養学とか学ぶのもいいけれども、身体が今自分に必要なもの、量をちゃんと選んで教えてくれるので、食べすぎたり、変なもの食べたりしなくなる。
食事の順番も身体(呼吸)が教えてくれるので、頭で考えながら、「スープを飲んで、野菜食べてから、、、」みたいなこともしなくて大丈夫。

上腹部の解放をした状態を何度も何度も自分の身体で体験して、その快適さを自分の日常にする。
その恩恵は計り知れないのである。

というわけで、そのあたりを、みっちり。
また二週間後。

呼吸のお稽古は、月に2回、継続してやる方を対象に対面とオンラインで開催してます。
ご興味ある方は、お気軽にお問合せください。

では、また。

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