こんな日は丁寧に時間を過ごす
月末にひとつ、私なりに結果を出すことができた。
同じ職場の人は自分事のように喜んでくれた。
上司からは握手まで求められ、こちらが当惑するほど。
日頃あまり言葉を交わさない人からも声をかけていただきお互い自然と笑顔になる。
あぁ、ご縁があってこの場所に立ってるんだなぁ。
としみじみ嬉しさが込み上げる。
あの日勇気を出してポチッとして良かった。
ここなら私何とかやれるんじゃない?
全く知らない業界でも無いし。
よぉーし!当たって砕けろだ!
早朝のまだ頭もぼんやりした時間。
バイトアプリで見つけた仕事。
多分私の潜在意識がめぐり合わせてくれた仕事だと思っている。
同期は次々に辞めて行った。
研修時お世話になった講師の方まで最近になり名簿から名前が消えていたことに気づく。
この業界は合う人と合わない人がいるのかな?
ちなみに私といえば…。
仕事の内容を話すたび、話しを聞く人全てが「あなたにピッタリ」と言ってくれるんだけど。
そんなご縁のおかげで連日仕事に向かってはいるけれど、さすがに今回はくたびれた。
ここ最近、気温だけではなく環境の変化が激しかったもんね。
そんな中、惑わされることなく毎日真面目に仕事をしていた私って偉い。
と、ここぞとばかり自分を大いに褒めてやる。
今月もう結果も出したし。
そろそろ休んでもいいっしょ?
というわけでお休みすることにした。
さぁこの貴重な時間をどうやって過ごそうか?
そうだ。
この間カフェで飲んだミルクティーがとってもおいしかったんだ。
今回は自分で作ってみよう。
普段ならレンジでチンの牛乳だけど、今回はミルクパンを出してくるとコトコトガス火で温める。
時間が経つにつれ徐々に鍋のふちから小さな泡がプツプツと湧き上がって来た。
そんな小さな泡のダンスを見ているだけで私の心まであったかぁ〜くなって行く。
そぉっとカップにミルクを移そう。
両手で包むこむようカップを持つ。
ミルクティーを味わう前に、この温かさをまずは手のひらでゆっくり感じてみよう。
さてもうすぐ月が変わる。
主婦にとって「師走」という言葉の響きだけでも心がざわつく。
来る年の瀬を前に少し立ち止まってみる。
いつもより丁寧に日常を過ごす。
ひたすら登り続ける階段ではなく、広い踊り場のある階段を。
そんな場所と時間はどんな人にも必要だと思っている。
読んでくれてありがとう。
出会えたご縁に感謝します。