#16◇御業6◇膵がん治療計画◇2021年7月30日

2023年10月10日 21:09

夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。

私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。

7月30日、
消化器外科主治医のＹＤ先生が、
治療計画を話したいとのことで、阪大病院に行きました。

以下、ＹＤ先生のお話。

今回のようが状況で膵がんがわかるのは、
多くもないが少なくもない、くらいの感じ。
腸からバイ菌が逆流して感染、というのがなかったのでよかった。

腫瘍は門脈にくっついている。
（マジかー、ヤバいじゃん！）
今でも切れる状況だが、ここだけ切除しても95％再発する。

ガンは5mm以上にならないと画像に写らない。
「今は5mm以上のガンはない」という状態。
5mm以下の、今、画像に写っていないガンが、
数ヶ月後に見えてくる可能性が高い。

5mm以下のガンは、抗がん剤で殺しきれる。
5mm以上のガンは、抗がん剤が効かないことが多い。

【注】あくまでも、この当時の情報です。
　　医学は日々、進歩しているので、今は変わっている可能性があります。

今後の治療方針。
強力な抗がん剤（有効率80％）5～6ヶ月かけて実施
↓ ↓ ↓
手術
↓ ↓ ↓
弱い抗がん剤　トータルで1年くらいかかる

抗がん剤の副作用は、脱毛、便秘、白血球が減少することによるだるさ。
最近は、吐き気によく効く薬がある。

この治療方針は、ガイドラインの通り。

これに放射線を加えての治療もあるが、臨床試験の段階。
この臨床試験に参加されたい場合は、同意書にサインを。

まずは、強い抗がん剤の投与。
【週1回の抗がん剤 × 3回】＋ 1回休み＝1ヶ月
これを4コース。
つまり、手術までに4ヶ月間の抗がん剤治療をする。

放射線を加えた臨床試験に参加する場合、
後半の2コースは入院して放射線治療を追加。

消化器内科の主治医、Ｙ先生は、
「転移率は60％、
　そこに血管因子が加わるので、
　手術で切除可能なのは20～30％です。」
と言っておられました。

つまり、かずちゃんはその20～30％に入ったのです！
神様、ありがとう！！

【御業６】
切除可能となる20～30％に入ったこと。

「ぜんぜん神様のことが出てこんじゃん！」と思ったあなた。
先は長いですから。
気長に読んでいただければ幸いです。
後半でドドーンと出てきますよ。（後半かいっ、長いなっ）
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので。
お楽しみに～。

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