2023年11月の読書・鑑賞ログ
2023年11月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。
低コスト生活(かぜのたみ)
ミニマルな暮らしをやりたいから、ガマンしてミニマルにしている訳ではない。
自分にとって何が幸せなのかを、常に問い続けた。
その結果、余分なものが削ぎ落とされて、ミニマルな生活になった。
本のタイトルは『低コストライフ』となっています。
ですが、いわゆる「節約本」ではなく「自分を見つめ直すための本」だと僕は感じます。
しかも、そんじょそこらの自己啓発本より、よっぽど心の持ちように役立つ。
「等身大の自分になりたい方」に、ぜひおすすめしたい1冊です。
「死」とは何か(シェリー・ケーガン)
なにをもって「死」とするのか?脳や体?それとも意識?
存在がなくなることが死なら、生まれる前は、いったいなんなのか。
世間の考え方や、化学、哲学的にも、深く考えさせられる内容で、めちゃくちゃ面白い!
そもそも「死」は存在しているのか?
死が存在したら、自分は存在しないことになる。
反対に、自分が存在したら、死が存在しなくなってしまう。
「死は良いことなのか、悪いことなのか?」なんて、考えたこともなかったです。
「うおっ、言われてみれば確かに~っ」と、関心しまくり。
思考の宇宙旅行へ出かけたい人へ、おすすめの本です。
東大卒プロゲーマー(ときど)
最速で80点を目指すなら、とにかく「しらみつぶし」が必要で、その労力をいとわないこと。
「やはり情熱のある人は違うな」と感じました。
情熱の火種がない僕は、情熱のある人の近くに行ってみようと思いました。
そして、朝9時〜17時まで勉強をして、その後、23時までゲームの練習。
そんな著者の、ビックリ人間のような生活にも、おどろかされる内容です。
最強の瞑想法(渡邊愛子)
「1日1分から瞑想って、始められるんだ」
「瞑想」をむずかしく考えていた僕は、本書を読んでビックリ。
「それなら、試しに今日からやってみようかな」という気になりました。
・仕事の休憩中
・電車の移動中
・いろんな待ち時間
などなど、スキマ時間の有効活用にもなりそうです。
瞑想に興味はあるけど、基本ルールを調べて学習するのは、ちょっと手間。
そんな人におすすめの瞑想本でした。
マンガで分かりやすく、すぐに実践できる内容ですよ。
スパルタ婚活塾(水野敬也)
最初の「魅力の三大ション」で、ゲラゲラ笑いました。
他の恋愛奥義の名称も、どれもこれも面白すぎる!
とはいえ、「自分の肩書が通用しない場所での、コミュニケーションの機会を増やす」など。
恋愛以外にも役立つ講義が含まれていたり。
さらに、最終講義の「最後に」は、めっちゃ感動的な内容です。
ある意味、「男の結婚に対しての考え方」を、赤裸々にしている講義となっています。
なので、ドン引きされるかもだけど、男の脳ミソの中を知りたい人におすすめの本です。
Kindleアンリミテッド会員なら無料で読めますよ。
「家が整う」ふだん使いのSDGs(フジタ マミ)
「部屋の掃除をやらなくちゃ」と思ったときには、角度を変えて
・自分がどのような毎日を送りたいか
・どのような家に住むことが最高なのか
を考えるようにする。
「この発想方法を知れただけで、本書はお値段以上の価値がある!」
僕はそう感じました。
また、「もう一度、同じ物を買うかどうか」は、物を捨てられずに溜め込んでしまいがちな人にとって、魔法の言葉。
部屋掃除だけでなく、日常の習慣をも整わせたい人におすすめの1冊でした。
ちなみに、本書「家が整う」ふだん使いのSDGsは、Kindleアンリミテッド会員なら無料で読めますよ。
話し方すべて(桐生稔)
話すことが苦手な僕は、話し方の本をいろいろ読みます。
中でもこれは大ヒット!
「これさえ押さえれば話し方には困らないポイント」が、すごく分かりやすいです。
忘れた頃に、また読み返したい!
読んだあとに、そう強く感じた1冊です。おすすめ。
貴様いつまで女子でいるつもりだ問題(ジェーン・スー)
クスっと笑えたり、懐かしい~、なるほど~、それ!良さそう!
などなど、色々な角度のエッセイがテンコ盛り。
僕は男性だけどジェーン・スーさんの考え方が、すごく共感できて好きです。
「若い頃に毛嫌いしていたことを、あえて今やってみる計画」や「老後の団地計画」など、めちゃくちゃ面白いです。
エッセイ集なので、気になったお題だけ読むこともできるので、休憩中の気分転換にもおすすめの本です。
(映画)アナログ
2023年10月公開。
ビートたけし原作の小説『アナログ』を映画化したラブストーリーです。
作品中に登場する料理も、あえて手間や時間をかけたことで、すべてが美味しそうです。
・土鍋で炊いたお米
・自分で作ったぬか漬け
・なぜか再現できないジャーマンポテト
AIが発達しても、手間や時間をかけた人間味はなくならない。
そう強く感じた作品でした。
クスっと笑いあり、友情あり、泣ける映画ですので、気になったかたはぜひ見てみてください。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます。
「同じ作品を見たよ」などあれば、ぜひ感想を教えて下さい。