モテる男ってこれ
2024年4月29日、昭和の日。
ゴールデンウイークの真っ只中で、なぜ私は日本の神様についてnoteに書いているのか、自分でも全くわからない。
基本的にnoteには書きたいことしか書かないのですが、今、私の発信軸と全く関係のない日本の神様の話を書きたい気分です。
先日の記事執筆においてリサーチした結果、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」さんがめちゃくちゃ「推せる」神様であることを知ったからでしょうか。
「この人絶対モテるじゃん」と思ってしまったんですよね。
ということで、今回は大国主命さんのモテ要素を抽出してみました。
モテ要素① 理不尽達と同じ土俵に上がらない
大国主命さんを知るほどに「こりゃモテるだろうな」と思わずにはいられません。
実際、大国主命さんは兄弟がライバルの中、八上比売(やかみひめ)という美しい姫に選ばれ、現在は縁結びの神様としても有名です。
まず最初の推しポイントは、理不尽に対しても冷静に対応する柔和な性格です。
沢山の男兄弟と育った大国主命さん。ある時兄達が、近隣に絶世の美人がいるらしいと聞きつけ、求婚しに行くことになりました。
その道中、兄達は重い荷物を大国主命さんに持つよう命令します。大国主命さんは兄達に言われた通り、荷物を一人で背負って行くことになります。
この理不尽に対しての健気さが母性をくすぐるではありませんか。理不尽でいじわるな兄達と健気な弟の対比もあって、彼に好感を抱く人も多いはずです。
また、理不尽と無駄に戦わないのはある意味賢いとも言えます。この賢さと柔和な性格が彼を推せるポイントの1つです。
モテ要素② 苦しい時でも他者を助ける器の大きさ
モテ要素の2つ目は、自分が苦しい時にも弱きものに手を差し伸べる優しさと器の大きさです。
大国主命さんが白ウサギを助けた時、彼もまた苦しい状況にありました。一人だけ重い荷物を背負わされ、まるで家来のように扱われていたからです。
自分が苦しい時、普通は人を助ける余裕なんてありません。自分のことでいっぱいいっぱいだからです。
でも彼は自分が苦しい状況であるにも関わらず、弱っている他者に手を差し伸べる器の大きさを持っていました。これぞ本物の「神対応」。
モテ要素③ 確かな知識と高い問題解決能力
モテ要素の3つ目は確かな知識を備えた地頭の良さと高い問題解決能力です。
海水に入ったことで、塩分がむき出しの皮膚を刺激して痛い。この状況で、真水で体を洗い皮膚についた塩分を落とす、という判断。
まぁ、ここまでは通常の人でもできますが、すごいのは皮を剥がれたという前例もないであろう状況に対して、ガマの穂の上に寝転がるようにというアドバイス。
ガマは日本、中国、朝鮮半島の沼地に分布する植物で、花粉には「蒲黄(ホオウ)」という生薬名もついており、止血効果があるとか。
つまり大国主命さんのアドバイスはかなり理にかなっているのです。
問題に直面したとき、持っている手札をフル活用して解決策を導くのはビジネスでも大事な能力です。
優しいだけでなく、地頭の良さに裏付けされた問題解決能力の高さも推せるポイントの1つではないでしょうか。
そして、最終的に絶世の美女が選んだのは兄達ではなく大国主命さんでした。
この、必死にならなくても姫を射止めてしまう天性のヒーロー気質。これもモテ要素の1つかもしれませんね。
山陰地方の回し者ではありません
大国主命さんは出雲大社の御神体です。
旧暦で10月は「神無月(かんなづき)」と言います。この由来をご存じですか?
日本中の神様は年に1回集まって神様サミットを行うと言われています。そのサミット会場が出雲(島根県)です。
出雲で行われる神様サミットに出席している間、各地で神様が不在になるので10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれます。
(開催地である出雲の国では10月は「神在月(かみありづき)」です!)
出雲大社は神様サミットが行われる出雲に鎮座する格式の高い神社であり、神様サミットのホスト神社です。その格式の高い神社の御神体である大国主命さんはとても位の高い神様です。
AKB48の全盛期に「神7」と呼ばれ上位7名がいましたが、リアル神7を選ぶとしたら絶対に選ばれるだろうお方でしょう。(たぶん)
そんな位の高い神様を「大国主命さん」とか「彼」とかカジュアルに呼んでごめんなさい。これは応援記事であり、私なりの尊敬の表現です!
残念ながら出雲大社にはまだ行ったことがありませんが、いつか元祖モテ男のパワーにあやかりに行きたいです。
それと、因幡の白兎の舞台となった「白兎海岸」と「白兎神社」にも行ってみたい。
※注※ 決して山陰地方からお金もらっていません。
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