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【本】越川慎司『仕事は初速が9割』
われらがコッシーさんの2023年新刊。
すぐできることと、ずっと効果が感じられること両方がつまっている本です。
速い仕事術の本は数ありますが、「初速」にポイントをあてた本はなかなかないと思います。
ですが、仕事のなかでもいちばん面倒で腰が重いのは、「はじめる」ことではないでしょうか?
この本は、その「はじめる」ことへのハードルをあらゆる面から低くし、しかも、継続的に低くし続けるサポートをしてくれます。
しかも、嬉しいのは、「はじめる」前の準備編からがあること。
準備編でいちばん私が刺さったのは、「初速が遅くなる原因は「不安」「不明」「不得意」の3つにある」ということ。
①タスクの進め方に「不安」を感じている
②タスクに関する知識や経験がなく「不明」なことが多い
③タスクが「不得意」な分野に属している
なんとなく仕事が進まない/進められない時、そのもやもやを突き詰めてみれば、ボトルネックになっているのは、この3つのどれかか全部ではないでしょうか?
この本では、その対処法もひとつひとつ提案してくれています。
ボトルネック対策を知っているだけでも、心が軽くなり、やってみようという気分になります。
次に、実際の「初動」へのアドバイス。
たとえば、「まず2分だけやってみる」ということ。
2分だけですぐやめていい、と思って始めると、意外と続けてしまう自分がいました。
また、この本には、そうして転がしだしたタスクの初速をさらにアップさせる資料作成やメールのテクニックから、初速の速さをキープしていくための、無意識からすぐやるメンタルを整える方法まで載っています。
小さくすぐDO!することで、反応等のフィードバックが得られ、こまめに修正ができ、次のアクションの精度がより高くなります。
このアクションは、経営学で注目されているエフェクチュエーションにも通じます。
私は、来年はすべてのタスクについて、この初動を意識していこうと思っています。
皆様もぜひご一緒にいかがでしょうか?