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瞑書家&ヨーガ講師 好朶かおり
2021年11月11日 13:58
宙の子は、今から向かおうとしている、遥か下に観える碧色らしき何処かから、真っ直ぐに昇ってくるモノに驚いた。な、なんだろう…。向かってくるモノは、深く濃い暗いような、重たい、真っ黒な塊のようにみえた。宙の子は、動きを止めて、じっと、それが勢いよく昇ってくるのをじっと眺めていた。それが近づいてくると、真っ黒ではなくて、なにか、たくさんの色が織り混ざっていることがわかった。そし
2021年11月5日 16:17
落とした何かを探しに降りてきた事を思い出した宙の子は、ぼんやりと何かを思いながら、スルスルと下へ下へと向かって伸びて行った。仄かに、みどり色が見える場所に。明るく見えて、なんとなく薄暗くも見えてきたあの場所に。なんだったかなぁ、落としたモノ…。さっき出会った子とおしゃべりしてたら、すっかり忘れちゃったなぁ…。ま、そのうち思い出すかもしれないから、いいかな。今は、見えてきたたあ
2021年10月25日 12:43
宙の子は言いました。「こんにちは。はじめまして。」天の子は言いました。「はじめまして。こんにちは。 ねぇ、あなたはどこに行くの?」「僕かい? この雲の下にさ、碧色に包まれた 素敵な場所があるんだって。 とってもキレイな、みどりいろの。 君、知ってるかい?」「うん。 知ってる。 私、そこから来たの…。」「へぇ! そうなんだ。 どんなところかなぁって