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【韓国1人旅】BTSデビュー前後の聖地巡礼(3日目①)

航空会社のセールに背中を押され、思い立った3日後に3泊4日の韓国ひとり旅へ飛び立ちました。

旅のテーマはBTSの聖地巡礼&メジャーな観光地めぐり。前回は隠れ家カフェで韓ドラの男性主人公みたいな店員さんにときめいたり、サムギョプサル食べ放題に行ったりしました。

■前回の様子はこちら

■それ以前の様子はこちら

今回は3日目の前編です。訪れたスポットは以下の通り。

<BTSの練習生時代~デビュー時に縁が深い場所たち>
・昔ダンスの練習をしていた公園
・旧Big Hit事務所(旧所属会社)
・最初の宿舎
・通っていた食堂

ではスタート。


鶴洞公園

まず向かったのは鶴洞公園。ここはBTSが昔よくダンスの練習をしていた場所。デビュー時は練習室の天井が低くてアクロバティックな振付をするとぶつかりそうになるので公園でやっていたらしい。

とても広い公園で「市民の憩いの場」って言葉がぴったりな雰囲気。公園に行くまでは急な坂道なのでしんどかったけど、その分見晴らしが良くて、桜も咲いていてすごくキレイだった。

実際足を運んでみても、「ここであのBTSが練習していたなんて…」と実感がわかない。それぐらい普通の公園なんですよ。当時練習しているところに出くわした人のうち、いったい何人が、彼らがこんなスターになるって想像できただろうか。

園内に設置されてる運動器具で逆立ちする人にツボった

そんなことを思いながらのんびりしていると、青いストラップを首から下げた若い男女3人組が園内を歩いているのが目に入った。片手にコーヒーを持っている。たぶん同僚だろう。時刻は12時半過ぎ、ちょうどお昼休みの時間帯だ。

私は会社の人を信用していないので(おい)、付き合いでランチくらいは行くけど、わざわざコーヒーをテイクアウトして一緒に公園を散歩するなんて考えられない。

韓国には日本の2倍スタバがある、という話は別の記事で触れたけど、コーヒーが好きと言うより、コーヒーを通して周囲の人との関係性を築いているという話を聞いたことがある。それがどこまで本当かは分からないけど、お昼休みに(たぶん)同僚と公園を散歩する人たちを見て、そんな近しい関係性がちょっぴり羨ましく思えた。

Big Hit旧事務所

さてお次はBTS所属事務所の前身、Big Hitの旧事務所。

余談ですが事務所に向かう途中、風が吹いて桜の花びらがふわ~っと舞ったんですよ。そしたら前にいた若い男性二人組の1人が「ワ~~、ノムイェップダ(すごくきれい)」って言ったのが聞こえて。(歌詞によくあるフレーズだからたまたま知ってた)。

なんかじーんとしちゃった。桜吹雪を見て「きれい」って口に出せるあなたの心もきれいですよって。こんなこと思うなんて、私、年とったなあ。

そんなこんなで歩くこと7~8分。迷ってしまいGoogle mapで現在地を確認すると……

なんとGoogle mapにBig Hit旧事務所が登録されている!

え、そんなことあります??旧事務所だよ??つまり今は普通の建物だよ??なぜに????

しかも

<<<<<BTS旧宿舎 最初の寮>>>>>

ちょいちょいちょい、マジっすか?
最初の寮がGoogle mapに登録されてるってどういうこと??

・・・・BTS、恐るべし。

と思って調べたらGoogle mapって割と自由に場所追加できるらしい。

ってことはきっとファンが登録したんだな…。ほんと助かりました。ありがとう。

さてどこかのファンの方のおかげで旧事務所に無事到着。事前情報で「BTSへのメッセージが壁一面に書かれている」と知っていたのだけど、遠くから見ても分かるぐらい大量かつ広範囲に書かれてました。
(※落書きは禁止されています)

「古ぼけた小さなビル」という感じで、前々日に見た現事務所・HYBE本社の立派さとのコントラストがすごかった。あのワールドスターもここから始まったのかと思うと、感慨深い。いや私は一切関係ないのだけども。

HYBE本社
ノルウェー、メキシコからもファンが来てるのかと思うと改めてその人気っぷりを実感する
TXT(TOMORROW X TOGETHER)も推しているので記念撮影

BTSの現在の人気っぷりは多くの人の知るところだと思うけれど、その10年くらい前にこんな何の変哲もない場所で始まっていたなんて。きっとものすごいスピードで環境が変わっていったんだろうなあ。よくみんな今日まで健康で表舞台に立ち続けてくれたよなあ。

最初の宿舎

サクセスストーリーに思いを馳せつつ、せっかくmapで発見したので最初の宿舎へ。事務所とは目と鼻の先にあります。

番組でメンバーが訪れたときのキャプチャが貼ってあった

さすがに部屋の様子は分からないけど、外観はけっこう年季が入った感じで、こちらも「ここで7人は寝食を共にしてたのか……」となぜか感慨深いモード。
BTSって、自分たちをバカにしてきた人を皮肉るような曲もけっこう多くて、私はそういうアイドルっぽくないところが好きなんだけど、彼らが若い頃を過ごした場所をこの目で見て「俺たちはここから這い上がったんだ」っていうハングリー精神があったのかな、とか想像した。

油井食堂

さて聖地巡礼ラストはメンバーが練習生時代によく通っていたという食堂へ。

お昼時だったけど割と席数が多いので並ばず入れた。店内は壁も天井も隙間なくBTSの写真が貼られていて、圧がすごい。

BTSを全面に押すスタイル
天井まで写真がいっぱい
グッズもたくさん

メニューを撮り忘れてしまったのだけど、サムギョプサルとかは2人前からしか注文できず、こちらは1人なのでビビンパ定食にしました。

ビビンパは日本のようなひき肉ではなくコマ肉で味付けは少し甘め。美味しかった!

ここで何より驚いたのは、お客さんの人種の多様さ。聞こえてくる言語は英語、フランス語(たぶん)、スペイン語(たぶん)、中国語、日本語など多種多様。

BTSが世界中で人気なのはもちろん知っている。グラミーに二度もノミネートされているし、イギリスのウェンブリースタジアムで公演したこともあるし、ワールドツアーではアメリカだけでなくフランスやオランダなどヨーロッパ圏でも大規模会場で公演している。
でもここは韓国。欧米から来るにはあまりにも遠く、なんとなくお客さんはアジア系の人が大半だろうと勝手に思っていた。

ところが実際はむしろアジア系は少数。長時間のフライトを経てでも彼らが通った食堂に来るぐらい、本当に世界中に熱量を持ったファンがたくさんいるんだなってことを肌で感じた。コンサートのグッズパーカーを着て嬉しそうに記念写真を撮る金髪の女の子を見て、心の中で「分かるよ、その気持ち」とつぶやいた。国が違っても誰かを好きになる気持ちって同じなんだね

みんな若い

こうしてデビュー前後のゆかりの地を歩いてみて、今の彼らのスターっぷりからは想像できないハングリーな時代を垣間見ることができました。

ここで紹介した場所は下の動画でメンバーたちが実際に訪れています。

次回は東大門でアクセサリーを爆買いし市場でトッポギを食べ、ビール片手に明洞を歩いていたらなぜか号泣することになった様子をお届けします。

ではまた。


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Sato
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