「面白かった!」でおわらない
「よかった!」おわり。
それだけだと伝わらない。せっかくのよさを思う存分伝えたい。
アニメや映画、音楽などなど……観たり聴いたりした後に「面白かった!」「感動した!」と思う。
きっとそれだけでもいいんだろう。でも、僕は「なんで面白いと感じたんだろう?」ともっともっと深掘りしたい。
僕はライターのお仕事をしていて、主にアニメのコラムを書いている。アニメについての紹介だけではなく、主題歌と絡めたり考察をはさんだり、いろんな切り口で書く。
たとえば、作品を観た後に「面白くなってきやがった……!」「主人公好きだな~」と思ったとする。
それを「2クール目の16話目からストーリーがどんどん面白くなる」「主人公がおじいさんにありがとうと言われたときの真っ赤に照れた表情がかわいらしくて愛着がもてる」のように書いた方が伝わりやすい。
僕は今までぼーっとアニメを観ることが多かった。面白かった~とか微妙だったな……と思っても、とくにそれ以上は考えようともしなかった。
でも、伝わりやすい記事を書くには具体性が必要だ。感じたことを具体的にして、言葉に落とし込む作業が大事になってくる。
そしてもうひとつ、「なぜ?」という視点もキモだと思う。
なぜギャグシーンがキレキレなんだろう? なぜ悪役なのに共感できるんだろう? なぜ自分の今の生活とかさなるんだろう?
そうやって「なぜ?」で掘り進めていくと、いろいろ理由が思いつくもの。
疑問で深掘りした先に答えが見つかる。新しい発見がある。もともとふわっとしていた感想の濃度が増すのだ。
ただ、感想をもつって意外とむずかしい。
意識しないとやっぱり「面白かった~」でおわってしまう。それも感想だけど、じゃあ2000文字の記事を書こうとなると厳しい。
「どうだった?」と人に聞かれると想定する。Xで感想をぎっしり長文ポストするつもりで作品と向き合う。
もっとたくさん、面白くて読みたいと思ってもらえる記事を書くために、これからあらゆるコンテンツにたいして感想をもつことに挑戦したい。
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