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『ロボット・ドリームズ』を観て映画の醍醐味を思い出した

11月8日公開の映画『ロボット・ドリームズ』を観に行きました。

本作は映画系YouTuberの紹介動画で知りました。「ボロボロ泣いた」と話していたうえに、Filmarksのレビューも4.2と高かったのでずっと気になっていたんですよね。

ネタバレなしで感想を書いていきます!

『ロボット・ドリームズ』は、ひとりぼっちのドッグが通販でロボットを買って……というところから始まります。

まず思ったのは、ドッグもロボットもあたたかさを感じるビジュアルがとってもかわいい! 彼らだけでなく、他の動物のキャラクターもかわいらしいです。

ただ、少しゾクッとするようなキャラクターも登場しており、この不気味さは海外の作品特有だなぁと思いました。

セリフはなく、驚いたときに「ハッ」と息をのむ音があるくらいです。『トムとジェリー』みたいなものでしょうか。

だからこそ、映像に集中できたんですよね。このシーンはどういう意味があるんだろう、この描写には? というように、セリフによって気が逸れない分、内容に没頭できました。

素敵な音楽にじっくり耳を傾けられたのもよかったです。セリフがない=言語の壁がないので、日本人も観やすい理由になっています。

さて、キャラクター、セリフ、音楽と本作の特徴を書いていきましたが、本題はここから。

『ロボット・ドリームズ』はタイトル通り“夢”が何度も出てきます。

その夢の中身に「よかったねぇ……」と幸せな気持ちになったり、「えぇ、そんな……」と悲しくなったり。

夢と現実のギャップの見せ方が上手いと思いました。「これは夢なのか?」と一瞬わからなくなる演出も緊張感があって面白かったです。

そして、結末について。

僕はぼっちで鑑賞したので、語り合える人がいませんでした。それを後悔するほど、無性にだれかとこのラストについて感想を共有したくなったんですよね。

これから『ロボット・ドリームズ』を観る人は、友人でも恋人でも家族でもいいので一緒に行くのをおすすめします。でないと僕みたいに変なフラストレーションがたまります笑

すばらしい映画を観た後、カフェやファミレスで小一時間くらいだれかと語りあかしたくなるときってありませんか?

映画の醍醐味はまさしく感想を語り合うこと。それを思い出させてくれた『ロボット・ドリームズ』は間違いなく素敵な作品だし、「いい映画を観た」と満たされた気分になりました。

大人向けの作品だと思います。年をかさねて人生経験がある人ほど心に沁みるものがあるんじゃないかな。

上映している劇場が少ないみたいですが、気になった方はぜひ観てみてください!

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