M&Aって儲かるの?
M&Aアドバイザリーや仲介会社が良く高収入のランキングの上位に入ってきます。
なので、私も良く聞かれるのでこちらでお答えします。
結論、ピンキリです。
まず、M&Aのアドバイザリーフィーの仕組みについてご説明します。
①リテーナーフィー(5百万円以下)
②アレンジメントフィー(20百万円程度)
③サクセスフィー(70百万円程度)
案件規模によりますが、比率は上記の様なイメージです。
手数料だけを見ると、凄いですがM&Aは途中でブレイクするのが普通なので、リテーナーフィーで騒いでいるバンカーは大体経験が浅い方です。
つまり、M&Aを仕事にしていたら、最後のサクセスフィーを頂かない限り、稼げません。
なので案件の巡り合わせもあるので、ピンキリな報酬体系になってしまいます。
横に座っている給与体系が同じ人とボーナスが10倍違う年がある世界です。
ただ、コンスタントに稼ぎ続けるのは至難の業です。なのて儲かる案件を嗅ぎつけてやる人よりも難しい出来るかどうか分からない案件をまとめて、業界内での希少性を上げ、固定給や役職を上げ転職を繰り返すバンカーが一番最後は勝つのかなと思います。
M&Aのプロセスは、体力勝負的な要素が強いので、提案力だけ磨いてとにかく儲かりそう(成約しそう)な案件を積み上げていくタイプは、歳を取ってから苦労します。稼ぎきって引退できれば、良いですが、お金が入ると人間、生活レベルを上げてしまいがちです。
お金の為に、仕事をするとどこかで病みます。特にM&Aは、「安く買いたい買い手」と「高く売りたい売り手」に挟まれるので、人間の欲望の渦の中に身をおきます。
個人的には、投資銀行の若手時代、それで少し病みました(会社には言ってませんが)。
割り切って仕事をするか、良質な案件に取り組むか、個人のスタンスによっても生涯を見たときに大きな差となる様な気がしてます。それは、お金面においても同じかと思っております。
以上
M&A univ.