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中世への旅、騎士と城

絶版になっていた本が復活して流行っていたので、ちょっと前に買っ本ですが、やっと読み終わりました〜。中世の人々の生活などが分かる本です

中世には、ドイツ語圏だけに限っても、1万の城があったという。うち、約3000が多かれ少なかれよく保存されていて、今日でもその存在を確かめることができる

はその位置、機能によって4種類に分けられる。第1は首型塀(ハルスグラーベン)、第2は環状塀(リンググラーベン)、第3は門前塀(トーアグラーベン)、最後は遮断塀(アプシュニツグラーベン)

多くの騎士は戦争に出るよりも、むしろ試合と宴会に行くことを好み、軍衣を着けるかわりにぶどう酒の入った皮袋を担ぎたがり、槍のかわりに焼き肉串を振りまわす

十三世紀のある年代記作者はこう述べているが、この表現は、大勢いたというこの手合の騎士を、まさに愛嬌のある連中としてわれわれの目の前に描き出すのみならず、食物が、そして食卓の楽しみが、中世には重要視されていたという事実をも証言するのである

厳しい禁令が一般に承認されることは決してなかったので、禁令はすでに1041年には、水曜日の晩から月曜日の朝までのみ適用ということに制限された

キリスト最後の晩餐木曜日、主の金曜日、そして復活日曜日だからという理屈である。四旬節、また待降節や復活祭などの教会の祝日も、「神の平和」と呼ばれる、この教会平和命令のなかに含まれていた

一口にヨーロッパ中世と申しても、それは数百年にわたる時間と、多様さを内包した広い空間にまたがっている。その全体を対象とすることはこの小著のなしうるところではなく、本書の力点はシュタウフェン時代、すなわち十二十三世紀ドイツの騎士世界に置かれている

ヨーロッパ中世でも幅広いが、12〜13世紀のドイツについて生活や習慣など分かり、城に関する知識も分かるので、とても面白い書籍で、おすすめです


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