絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる
タイムラインで見かけて、良さそうだったので気になって読んでみました〜。言葉の戦闘力がとても参考になる書籍です。
ビジネス用語のモチベーションの意味は、「あたりまえのことを、あたりまえにやるだけでなく、それ以上の行動をとるために必要な心の動き、意欲、動機付け」たとえば「朝9時に出社する」「お客様のところへ11時に訪問する」があたりまえになっていれば、モチベーションと関係なく人は動く。習慣になっているから。
自分のペースで仕事をしているベテラン社員ほど、「現状維持バイアス」がかかっており、変化に対して強い抵抗を示す。自分が変化できないことを言い訳にできないため「部下のモチベーションが下がる」「若手のやる気をなくす」と主張する。
常に目標を達成する人は、常に「あるべき姿」というものを正しく認識している。だから常にそのキャップを埋めようと、自然に体が動く。問題を解決しようと行動する。創意工夫を続ける。絶対達成する人は、「絶対達成するノウハウ」を持っているのではなく、キャップを埋めようとする行動と工夫の数々が膨大。
モチベーションを正しく捉えられないと、感謝の気持ちがなくなっていく。「あたりまえ」の反対語は「ありがたい」
NLP理論を用いて「脳の思考プログラム」を表現できる。過去の体験の「インパクト x 回数」でてきている。
性格とか価値観、考え方は
・皆違う
・後天的に身に付く
・自分の意思で変えられる
「自分を変えたい」なら、どのような自分(思考プログラム)を手に入れたいかを考え、そのような思考プログラムになるよう、逆算して体験を積めばいい。当たり前の基準の高い人と付き合う。
ビジネスモデルとは、「収益を生むストーリー」もしくは「収益を生み出す設計図」のこと。
ビジネスの本質は「お金儲け」
ビジネスセンスのある人は、「お金儲け」を理解している。十分に収益を生まないような赤字経営は、絶対に避ける。
人が意識できる指標の1つ「脳の焦点化の原則」とは、ある物事に焦点を合わせると、その他のことに焦点を合わせにくくなる現象のこと。検証することは1つが理想
PDCA C(検証)の際に集めて、上司がメンバーに対してその場で口頭のプレッシャーをかけるのは、まるで効果がない。重要なことは、事前に口頭のプレッシャーをかけて D(実行)のパートを促す。
PDCAサイクルを回すためには、P (計画)のパートが最も重要。時間をかけて問題をつくる。「認識合わせ」「仕組みづくり」に労力をかける。
突拍子もないアイデアを思いつくのは、「なんとなく」本当のイノベーションを起こす人は「イノベーション」の意味さえろくにわからない人。
オズボーンのチェックリスト法
1.拡大→大きくしてみたらどうか?
2.縮小→小さくしてみたらどうか?
3.転用→他に使い道がないか?
4.応用→他からアイデアを借りれないか?
5.変更→変えてみたらどうか?
6.代用→他のもので代用できないか?
7.置換→入れ替えてみたらどうか?
8.逆転→客にしてみたらどうか?
9.結合→組み合わせてみたらどうか?
SCAMPER(スキャンパー)法
S Substitute → 代用できないか?
C Combine → 他のものと組み合わせられないか?
A Adapt → 応用できないか?
M Modify / Magnify → 修正できないか?
P Put other uses → 転用できないか?
E Eliminate / minify → 削除できないか?
R Reverse / Rearrange → 逆転・再編集できないか?
クリエイティブな発想を引き出すには、物事に強く浸り続けることが有効だ。頭を空白にしてデフォルトモード・ネットワークを起動させた方がいい。意図的にぼーっとする時間を作る。
DXで最も重要なことはを「意識変革」人の意識や行動に変容が見られなければDXと呼ばない。
主体的でない部下に対しては、しばらく「X理論」(激しく指導)を繰り返す。部下が行動して成果を出すようになったら賞賛し「Y理論」(自自主性を尊重)へと繰り返す。部下の状態に合わせて上司の態度も変化させる。
主体性にするためには「視座」を高める
・当社の存在意義(ミッション)とは何か?
・当社のあるべき姿(ビジョン)とは何か?
・当社で働くうえでの行動規範(バリュー)とは何か?
・当社の事業計画とは何か?
・所属する組織の目的/役割は何か?
認識的不調和
理屈と感覚がずれていることへの不快感。褒められることをやってもいないのに褒められたら矛盾を覚え、相手は混乱したり、不快感を覚える。
ピグマリオン効果
他社から期待されればされるほど、成果を出す可能性が高まる心理効果。逆に期待が低ければ低いほど、成果を出す可能性が低くなるのを「ゴーレム効果」と呼ぶ。
「楽しい」感覚を得るには
・受ける「刺激」を選択する
・「思考プログラム」を修正する
どちらかをする必要がある。
仕事における楽しみ方は、深い感情を伴っている。「喜び」とか「満足」とか、胸の奥深いところで響くような感覚。
どうすればいいかわからないと日々悩み、それでも、一定の成果を出さなければならないと思いながら、毎日創意工夫を重ねる。
論理思考力を身に付けるには、過去の体験の「インパクト x 回数」が必要。スポーツと同じように体に馴染むまでトレーニングを繰り返すことが重要。
地頭力
・地頭力のベースとなるのが論理思考力と直観力
・地頭力には少なくとも「ヒラメキ」を伴う右脳的思考、「アート」ともいえる直観力が必要
情報・知識の塊をどんどん小さくし、細かく分析していくことを「チャンクダウン(具体化)」どんどん大きくしていき、一般化し、大局的な視点で見るようにすることを「チャンクアップ(抽象化)」という。
営業などの目標達成に関する具体的な、ケースやノウハウがたくさん書かれていて、とても参考になる1冊です。経営者や営業の方に、オススメです。