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戦略的にいい人残念ないい人の考え方
本屋に山積みになっていて気になったので買ってみました〜!考え方が参考になる書籍です
「誰とも戦わずに、人の力を借りまくって成功する生き方・働き方をする人」
「自分だけでなく、最終的にみんながトクする考え方をする人」
それをこの本では『戦略的いい人』と呼ぶ
人生がうまくいくときは夢中になっているとき
がんばることは成功とは無関係
相手の目的を先に果たしてあげて、自分の目的も果たすのが戦略
・相手がいかに喜んでくれるか
・スムーズに目的にたどり着けるようにするか
ブリッジ
ここでいう「ブリッジ」とは、つなぐこと。
Bridgeの頭文字「B」を使い、その視点のことを「B視点」
その視点を持った”橋渡し役”を「Bポジション(Bポジ)」と呼ぶ
具体的には、
◆人と人をつなく。人とモノとをつなぐ
◆人や組織の価値を言語化する(T-UPする)
◆組織全体の成功を考えて行動する。
◆上司(主宰者)や部下(参加者)が発言しにくいことを代弁して橋渡しをする
◆誰かがシュート(成約など)しやすいようにバスを出す役割をする
イージーモード3原則
1.人に頼り、お願いする
2.人の手柄を周囲に伝える
3.巨人の肩に乗せてもらう
人というのは「もらいすぎることができない」ので、「返報性の原理」と呼ばれる心理作用が働き、「返したくなる」と言われている
つまり『戦略的いい人』になるには、相手がほしいものを先に差し出すこと=「先出しのGIVE」を習慣にすればいい
「シャンパンタワーの法則」
人へ親切にしても疲れないためには、まず自分が幸せになること。自分が満たされたら、溢れたものを自然と誰かに注ぎたくなる
「T-UP」とは、相手の価値を言葉にして第三者へ伝えてあげる「価値づけ」驚くほど喜ばれる
「相手にその気になってもらう」
上から指示を出さずに頼ってお願いする方が効果的。目的やビジョンだけは自分がしっかりと語る
「とりあえず、すぐ決めて、早くやる」
人は確実に信頼してくれるようになる
「巨人の肩に乗る」
1.組織に貢献する
2.懐に入る
3.頼まれ事に応える
4.倍頼されて重要なことをまかされる
5.周囲から納得を得る
相手を話しやすくさせるために大きくリアクションすることを、「リアクションB」と名付け、リアクションを制する者は人間関係を制する
楽しそうな場所に、人は集まる
「正しさよりも楽しさ」
とくに事務局の仕事をしている人には控えめな人が多く、自分の話を自分からすることが少ないので、興味を持って聞いてみると、うちとけることが多い
チャンスは思いがけない人が届けてくれる
指示命令を出すよりも、信頼して頼る、相談する、お願いするという接し方をしたほうが、人はよっぽど動いてくれる
本当は、異なる考え方の者同士が共存すれば、組織は濃く強いものになれる
「こうするべきだ」「普通は~」「常識的に~」
そんな言葉が頭をよぎったときには、いったん立ち止まってみる。「そう思う人もいるんだね」と考えてみる
チームや組織運営で強く意識してきたのは、とにかく「どうやったらその人がやる気になるのか」
人は、信頼されていると感じたときにやる気を出すもの。トップは、「期待はしない、でも言頼はする、もし困ったら助ける」というスタンスを心がけるほうがうまくいく
どのように共感してもらい、信頼してもらって、協力してもらうのか、ヒントがたくさん書かれていて、とても参考になる1冊です。マネジメントのヒントにもなり、おすすめです