マンガでやさしくわかるU理論
知人がU理論の話しをしていたので、気になって読んでみました!マンガの入門書なので分かりやすく理論がわかる本です
どういった類の問題があるべき姿と手順を明確にすれば解決できる問題で、どんなものがもつれ込みに陥りやすい、複雑な問題なのかを明確に区別できていない
人と人との間でコミュニケーションが行われる際の相互作用を表しており、「自分の認知」「自分の行動」「相手の認知」「相手の行動」という4つの要素が循環的な因果関係を持つ
U理論
「過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア(1対1の関係)、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論」
卓越した力の源泉は、ノウハウ・やり方ではなく、「内面のあり方」にある
「質の高い直感」に基づいた行動を生み出していくやり方をオットー博士は、「出現する未来からの学習」と呼び、その実現への筋道をU理論によって照らし出している
過去のパターンから脱却するために、「ただ、ひたすら観察する」 分析ではなく観察する
プレゼンシング
一歩下がって、内省し、内なる「知」が現れるに任せる。過去の延長線上にはない、新しい「何か」の出現を迎え入れる
観るへの移行は自分の意思によって生じるものではなく、あくまで外部刺激によって起きる
leadやleadershipの語源であるインド・ヨーロッパ語のleithは、「出発する」「出発点(敷居)を超える」または「死ぬ」という意味。何かを手放すということは「死ぬ」ように感じることもある。何か変わらなければ、新しいものは出てこない
プレゼンシング
執着を手放した後で訪れる深い静寂と一体感
新しいことはまず感情として現れ、次に、どこかに引き寄せられる漠然とした感覚として現れる。それは「なぜ」というよりは「何」という感覚だ。何かをすることに引かれる感じがするが、なぜかははっきりとはわからない。そのあと、実際に手と心の知性を働かせて、やっと頭はなぜかを理解し始める
「わけもない確信」を元に、「なんとなくこうしたほうがいいと思う」感覚から試行錯誤を続ける
変革の成否は、何をどうやるのかではなく、何者としてそれに立ち会うのかにかかっているという考えに基づき、その変革者の内面の変容を重視する
オーセンティックリーダーの純粋な情熱と貢献意欲による衝動が、まるで結晶のように形づくられ、志を同じくする仲間との共創造(Co-Creation)を可能にしていく
U理論についての概念がマンガですぐに分かり、文章として丁寧に解説してあるので、とても分かりやすく、イノベーションを起こすためのヒントとして、参考になる1冊でおすすめです
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