天才読書
イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツの愛読書が紹介されている書籍で、ちょっと分厚い本ですが、瀧本さんから紹介してもらったので、読んでみました〜
ベゾスの人生にも読書が影響している。Amazonを創業する際に背中を押したというベゾスの「後悔最小化フレームワーク」80歳になって人生を振り返ったときに、後悔を最小化できるように生きるという考え方
「挑戦して失敗しても後悔はしないが、挑戦しなければずっと後悔しながら生きることになる」とベゾスが考えるようになったきっかけは、カズオ・イシグロの小説『日の名残り』を読んだことにある
ゲイツは猛烈な「読書マニア」で知られている。2016年のニューヨークタイムズのインタビューで「1年間に本を50冊読む」と述べていた。毎年夏に5冊の推薦書を公表
起業家は誰かを模倣するのではなく、まだ他の人が取り組んでいない新しい分野に挑戦するべきだ。新しいこと、試されていないことこそ、『ベスト』なやり方だ
他人にどう見られるか気にせずに好きなことに集中している人の方が、突き抜けたイノベーションを生み出す可能性が高い
「現実歪曲フィールド」というジョブズを象徴する有名な言葉がある。「だれもが不可能だと思っていることでも、巧みな話術によって、現実できると納得させてしまうこと」「カリスマ的な物言い、不屈の意志、目的のためならどんな事実でも捻じ曲げる熱意が複雑に絡みあったものが、現実歪曲フィールド」
マスクが勧めるハインラインの人気SF『月は無慈悲ない夜の女王』地球に支配されている月の植民地の住民たちが起こす反乱を描いた作品。ガンダムのルーツともされている
ランドは「オブジェクティビズム(客観主義)」という独自の思想を打ち立てる。「自分自身の幸福を人生の目的として、生産的な成果を最も崇高な活動として、理性を唯一の絶対的なものとする英雄的な存在としての人間」を理想とする思想
『ゼロ・トゥ・ワン』には、次の指輪物語の言葉が紹介されている
角を曲がれば、待っているだろうか、
新しい道が、秘密の門が。
今日はこの道、す通りしても
明日はまたこの道、来るかもしれぬ。
そして隠れた小道を通り、
月か太陽へ、ゆくかもしれぬ。
新しい道や隠れた小道を進むことが実はチャンスにつながる
マスクはAIに強い関心を持っている。『LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ』のテーマは、AIが人間を超えるような超知能に進化するシンギュラリティ(技術的特異点)後の世界
スミスが国富論で取り上げている「分業」に関する考察はとりわけ印象的。ピン工場を例に、職人1人あたり1日に20本程度しか作れないピンを、製造工程を18に分割すれば、10人の労働者で1日に4万8000本のピンを作ることができる。分業により生産性が240倍になる
ピケティらが発表した「世界不平等レポート2022」によると、世界の1割の富裕層が8割の富を保有している。世界のトップ1%が保有する富が全体の約38%を占めている
「強い気質の人間とは、感情の激高しやすい者のことではなく、感情が高まっているときにも均衡を失わない者のこと。たとえて言うと、嵐にもまれる船舶の羅針盤のように、常に進路を見失わない者である」
孫子 戦争に勝つための5つの条件
1.戦うべきときと戦うべきでないときを知っている者が勝つ
2.多数の兵力の扱い方、少数の兵力の扱い方を知っている者が勝つ
3.部下と1つの目的に向かって結束している者が勝つ
4.自ら綿密な準備を整えながら、油断している敵と戦う者が勝つ
5.有能であり、かつ君主に干渉されていない者が勝つ
「変わらない点は、変わり続けることだけである」という言葉も、企業を変化させることを重視する経営者が好んで口にするフレーズ。一般的にも、長期的に成功している企業は変化し続けているイメージがある。戦略こそ変えても企業理念のような根幹の部分は不変
プログラミングをする人は、いったいどんな満足を得ようとしているのか?物を作り上げる純粋な喜びがある。さらに、ほかの人々に役に立つものを作ることの楽しさや、複雑なパズルのような組み立て部品を完成させ、巧妙に展開することを眺める面白さ、つねに新しいことを学ぶといった喜びもある
ドラッカーは、自らをマネジメントできない者は、部下や同僚をマネジメントできないと指摘する。「成果をあげることがエグゼクティブの仕事である」と説く
成果を上げるための習慣的な5つの能力
1.何に時間をとられているかを知ること
必要がない仕事や何も生まない時間は浪費である仕事を見つけて、捨てる
2.自らの果たすべき貢献を考えること
仕事ではなく、成果に目を向ける。成果は、直接的な成果、価値、人材の育成がある
3.人の強みを生かすこと
成果をあげるには人の強みを生かす。強みこそが機会である
4.最も重要なことから始め、一度に1つのことに集中する
第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てる
5.成果をあげるように意思決定を行うこと
問題に向き合う際には考慮すべきことがある。意思決定には、「何が正しいか」を考えることが欠かせない
一流のチームをつくるリーダーは、同僚や部下とは親しくせず、好き嫌いではなく、何をできるかで人を選ぶ。調和ではなく成果を求める。ドラッカーの金言
『人と企業はどこで間違えるのか』バフェットは自分の持っていた本をわざわざゲイツに送った。最も最高のビジネス書
目標設定はトップダウンで決めるのではなく、ボトムアップの要素が欠かせない。「組織の個人の意欲を引き出すには、上司と相談しながらOKRのほぼ半分を自分で決めさせるとよい。すべての目標をトップダウンで設定すると、意欲は削がれてしまう」
テクノロジー以外の変化を起こす3つの力
「型破りな革新者(イノベーター)」
「テクノフィランソロピスト(技術慈善家)」
「ボトム・ビリオン(底辺の数十億人)」から「経済的に豊かになり「ライジング・ビリオン(成長する数十億人)」になった人々
10分間瞑想
エクササイズ1 「何もしない」
自由な座り方で、軽く目を閉じ、2分間そのまま
エクササイズ2 「五感を意識する」
最初は音や視覚など五感の1つに集中する
エクササイズ3 「肉体の感覚に集中する」
お尻が椅子に押し付けられている感覚。本の上に載せた手の感覚
エクササイズ4 「心地よさ、不快感に集中する」
体のどこか心地よい感覚、不快な感覚に集中する
エクササイズ5 「自分の感情に気づく」
目を閉じて、自分が今どんな気分なのか。体は重いか軽いか。窮屈か?20〜30秒かかて答える
エクササイズ6 「頭からつま先までをスキャンする」
最初は10秒ですばやく、次に20秒かけて、最後はじっくり30〜40秒かけてスキャン
人間のマインドセット
「こちこち(硬直)マインドセット」
自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらない
「しなやかマインドセット」
人間の根本的資質は努力しだいで伸ばすことができる
「繁栄とは端的に言うと節約された時間であり、節約された時間は分業に比例して増える」とリドレーは主張する
啓蒙主義(啓蒙思想)
ヨーロッパで17世紀末に起こり、18世紀に全盛になった革新的思想。合理的・批判的精神に基づき、伝統的権威や旧来の思想を徹底的に批判し、理性の啓発によって人間生活の進捗・改善を図ろうとした
「白い猫でも黒い猫でもねずみを捕まえてくるのはよい猫だ」という鄧小平の言葉は有名
「書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく」ロシアの小説家 アントン・チェーホフの格言
マスク、ベゾス、ゲイツのおすすめ書籍とその書籍の内容が要約されて分かるので、とても参考になり、紹介された本も読みたくなってしまう書籍です。深く知りたい書籍については、今後いくつか読んでみたいと思います。知識は血となり肉となるため、とてもおすすめの1冊でお勧めです
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