1次情報のキャッチの仕方~誰かの行動の理由が自分の行動の理由になるとは限らない~
今日はこの時間に書きたい内容が降ってきたので、この時間にテキストを書いています。
ざっくりいうと、情報には1次情報と2次情報という2種類があるというはなしです。
1次情報とは
1次情報というのは、一般には、「ある個人や組織が直接的に体験から得た情報や考察、自ら行った調査や実験の結果」と言われています。
例えるならば、子供が「お母さんあのね。今日は○○くんと遊んだんだよ。」と学校から帰ってきてお母さんにその日の出来事を話す、そんなシチュエーションでしょうか。
あるいは、現在全世界に流行中のオミクロン株に関連して、イギリスの保健当局が報告している初期分析で「オミクロン株は別の変異種「デルタ型」に比べて入院に至る重症化が率が50~70%低い」という発表内容でしょうか。
2つの情報にはかなりの温度差がありますがいずれも1次情報です。
2次情報とは
それに対して2次情報とは、「他人を通して得られた情報であり、1次情報を解釈したうえで得られたもの。あるいはどこかに掲載・保管されていた情報などです。」
例えるならば、お父さんが夜遅くに帰ってきて、「あなた今日あの子○○くんと遊んだんだって。」と、お母さんが、子供から聞いた報告を伝える。
あるいは、オミクロン株に関連して「それだけ重症化率が低いのであれば、経済に与える影響はデルタ株よりは少ないのではないか」などの解釈です。
いずれにしても、価値として高いのは1次情報だと感じています。
お父さんだって、子供から直接聞きたかったでしょうし、オミクロン株の解釈も、本当にそうなるかわからないですし、実際にわかっていることは1次情報なのですから。
私が行っている1次情報の見つけ方
私は、1次情報は主に日経電子版や、Smart Newsなどのネットニュース、そして書籍から得るようにしています。
この2つから得られる1次情報は厳密には目的が違っていて、ネットニュースからは純粋な1次情報、書籍からは必要と想定される1次情報がどのようなものかを知るために、情報収集しています。
どういうことかというと、2020年にコロナショックが起こり、株の暴落がありました。
株の暴落が起こると、資産が減るわけですから早く売って利益を確定させることでこれ以上自分の資産が減らないようにしようとする事が想定されるわけです。
しかし、アメリカ株においては1920年代から8回の暴落を経験しながら、現在まで年約6%の成長を見せています。日本においてはバブル崩壊直前の1989年12月の日経平均38,957.44円以降、現在に至るまで約30年間、いまだにそれ以上の成長を見せることができていません。
あなたの行動の理由・根拠は1次情報? 2次情報?
1次情報はありのままの事実を教えてくれる情報です。
2次情報は、1次情報を解釈し、ある人がどのように行動しようとしているか、あるいは行動しているかを教えてくれる情報です。
行動するのは自分。
行動の理由が、1次情報、あるいは2次情報に隠されている。
しかし、誰かの行動の理由が、自分の行動の理由になるとは限りません。
なので、私は何かの判断や行動をするときには、必ず1次情報を見るようにしています。
書籍はその点でいえば、著者がなぜそのように考えるのかを知るため、そしてその考えに至った根拠となる情報、データを探すために読んでいるのだと、いま文字に起こして気づきました。
今回は「1次情報のキャッチの仕方~誰かの行動の理由が自分の行動の理由になるとは限らない~」について書かせていただきました。
今日も1日楽しみましょう(^^)/~~~
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